2019年03月28日更新

2017年東京大学文科三類合格者の国語の過去問対策・解き方

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年度
2017年(現役)
入学
東京大学文科三類
合格大学
立教大学法学部
慶應義塾大学商学部
早稲田大学文学部
早稲田大学法学部
出身高校
埼玉県私立本庄東高等学校
センター試験
英語 194点 / 数I・A 97点 / 数II・B 88点 / 国語 161点 / 世界史 97点 / 地理 82点 / 生物基礎 47点 / 化学基礎 44点

東大国語の各大問の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

大問1で40点満点中18点
大問2で30点満点中18点
大問3で30点満点中20点
大問4で20点満点中10点
を目標としていました。

第一問は評論ですが、文章の内容を論理的に説明するだけではなく、文章に書かれていない内容を自分の言葉で補う必要があるので、半分弱の点数に設定しました。

東大の合格点は半分〜6割ですが、ここで点数を取るのは難しいので、少し低めに設定してあります。

その代わり、第二問・第三問の古文・漢文は現代文よりも比較的解きやすいので、半分以上に設定。

第四問の随筆はこれといった論理的根拠が見当たらない場合が多く、自分の言葉で記述しなければならないので、半分に設定しました。

これらの達成のためには、具体例を自分の言葉で抽象化することが最も重要だと思います。例えば、「山田さんはサッカーも野球もバスケットボールも好きだ」→「山田さんはスポーツが好きだ」のように。東大は具体例のみで結論が書いていないところに問題を設定することがしばしばあるので、この抽象化、つまり自分の言葉で補うことが出来れば、突破出来るといっても過言ではありません。

本格的に東大国語の過去問対策を始めた時期と過去問を何年分解いたか、何年分解くべきか教えてください。

担任が国語教師で、常に東大国語のプリントを配布していたせいもあり、高3の4月から過去問対策を始めました。

2000年以前と2001年以降では全く問題形式が異なる (具体的には、2000年以前では大問1の最後の120字記述が普通の2行記述になっている) ので、2016年から2001年までの16年分を演習しましたね。国語は演習量が物を言う科目なので、少なくとも10年分はやった方が良いと思います。

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第一問現代文の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

東大は難解な現代文用語がよく出てくるので、『現代文キーワード読解』(Z会編集部 編) で用語の意味を覚えました。文章の内容の論理的な説明のやり方・根拠の探し方は『入試現代文へのアクセス 基本編』(荒川 久志 著) を使って習得。

どちらも解説が分かりやすく、東大だけではなくセンター試験や私大の入試にも対応する基礎的な読解力を身につけることが出来るからです。

第二問古文の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

古文は現代文より易しいとはいえ、やはり東大ですからハイレベルです。

そのため、皆さんが学校で使っているような300語程度の古文単語帳では太刀打ち出来ません。そこで、『二刀流古文単語634』(中村 幸弘 監修・和田 純一 著) などの600語程度の単語が載っている単語帳をおすすめします。収録されている単語が多い方が、文章中で分かる単語を増やすことが出来るので、文意が掴みやすくなります。

また、読解は『得点奪取古文—記述対策』(竹村 良三・武田 博幸・伊田 裕 共著) で根拠の見つけ方、現代語訳・説明のしかたを身につけました。これも解説が分かりやすく、採点基準も付いているので、自己採点が出来ます。

第三問漢文の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

漢文は例年さほど難しくはないので、まずは『原安宏の漢文句形・単語が面白いほどわかるスペシャルレクチャー』(中経出版) で文法・単語をマスターしたら、すぐに過去問演習に移りました。もし句形・単語を覚えただけでは不安な人は、センター試験の過去問で腕試ししても良いかもしれません。

また、他大の記述系の漢文の問題やセンターの過去問の注に書いてある語句を覚えるのも良いでしょう。東大の場合は、こういった他大の問題では注が付いている語句が、注なしで出題されることが多いのです。

第四問現代文対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

基本的には第一問の対策と同じ参考書を使いました。

しかし、それだけでは随筆的な表現を自分の言葉で分かりやすく言い換える練習が出来なかったので、東進で林先生の東大対策の国語の映像授業を見ていました。この授業では、評論と同じ要領で論理的に解答根拠を見つけ、なおかつ文中の表現をさらに分かりやすくするために、自分で言葉を付け足すテクニックを学ぶことが出来ます。

ただ、東進は正直高額なので、あくまでも東大対策としてはこの講座のみをとることをおすすめします。

東大国語の過去問の使い方(解く、答え合わせ、解説の確認、復習、解き直し)で合格につながったと思うことを教えてください。

模範解答を見る時、本文と対応するところに線を引いて、本文中のどの部分が根拠となるのかを確認しました。特に、自分の言葉で書かなければならないところは蛍光ペンで目立たせて、具体例からどうまとめれば良いのかを学びました。

また、解き直し専用のノートを作るのもおすすめです。国語は縦書きで印刷されているので、ノートを90度回転させて、上下に分けて使うと見やすくなります。上ページに問題のコピーを貼り、下ページに自分の解答・模範解答・間違えた理由・解説を書き込みました。

東大国語の過去問対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

本番の入試の過去問だけでなく、模試の過去問も解くのをおすすめします。確かに模試の問題は本番よりハイレベルですが、色々なテーマの文章に触れ、問題を解く場数を踏むことで、自分の言葉でのまとめ方が分かってくるのではないでしょうか。

やらなくて良かったと後悔していることは、『出口のレベル別問題集』シリーズ(東進ブックス)をやったことです。解説が少なく、模範解答のようになる理由が分かりにくいので、あまりおすすめ出来ません。

最後に合格したからこそ言える東大国語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

東大の国語はハイレベルで、一筋縄でいくものではありませんが、解答根拠を見つけ、文中の具体例などを自分の言葉で分かりやすくまとめて抽象化する力をつければ、現代文でも古文でも漢文でも得点出来るでしょう。

とはいえ、最難関大学の国語なので、これをやり遂げるのはなかなか難しいかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。

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