2019年03月28日更新

2016年東京大学文科三類合格者の配点・合格最低点超えの戦略

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年度
2016年(現役)
入学
東京大学文科三類
合格大学
早稲田大学文化構想学部
早稲田大学政治経済学部
出身高校
千葉県私立渋谷教育学園幕張高校
センター試験
英語 183点 / 数I・A 89点 / 数II・B 100点 / 国語 193点 / 生物 47点 / 化学 50点 / 日本史 91点 / 世界史 88点

初めて全教科の過去問を解いたのはいつですか?また合格最低点を越えることができましたか?

全教科をセットで解いたことはありません。数学と現代文は高2の頃から大問単位で解き進めていて、古文と世界史と日本史に関しては高3の10月から科目別の赤本に手を出したと記憶しています。英語は本番まで赤本を解かず、他の問題集に載っていた過去問に挑戦するくらいといった状況でした。

全科目の過去問に触れることができたのが高3の10月といえるので、その頃における各科目の得点能力を切り取って回顧したいと思います。

東大文系二次の各科目配点は、国語120点、英語120点、数学80点、社会2科目が各60点。高3・10月の時点では、国語と英語は5割の60点、数学は7割弱の50点、世界史は5割程度の30点、日本史は3割程度の20点くらい、合計220点でした。

東大文系二次の合格最低点は、年度によって多少の変動こそあれ、おおむね260点を確保すれば安泰といわれています。ゆえに高3の10月時点では、解いた感触自体はそこまで絶望的でなかったのですが、合格点にはまったく届いていませんでした。

過去問を解いてみて国語と数学はあまり伸びしろがなさそうと感じる一方、日本史と世界史はまだまだ得点を伸ばせそうでした。また、国語の中でも古文は演習を積んで解答作成に慣れていけば伸びる余地があると判断しました。

以上の感触を踏まえて、10月から12月中旬までは、古文と日本史と世界史の過去問をひたすら解きつつ、国語と数学の得点を最低限維持するという戦略を採りました。

英語に関しては、合格者平均点が75点程度といわれていて、60点程度しか得点できない自分の英語力が不十分なのは明らかでした。しかし、自分の英語力に伸びしろを見出すことができず、やる気も起きなかったので、以降は国語と数学と同じく力の維持に走りました。維持といってもそれは「敗戦処理」に過ぎないのですが。

直前期合格最低点を超えるようになりましたか?直前期に各教科何割程度とれていたのか、またどのような対策が合格最低点超えにつながったと思いますか?

僕は過去問を解いて厳密に採点したことがなかったので、記事のエビデンスがあやふやになってしまうのですが、直前期には合格最低点に達していたと思います。

東大文系二次の合格最低点が260点程度。僕は国語70点、英語60点、数学50点、世界史40点、日本史40点で最低点に届かせる算段でした。過去問を解き始めた時点では、世界史と日本史の対策不足が深刻だったものの、数ヶ月で集中的に過去問を各15年分ほど回したところ、1月に受けた冠模試でいずれも40点を超えました。

合格最低点に達した最たる要因は、それゆえ日本史と世界史の遅れを取り戻せたことだといえるでしょう。

僕は高3の10月時点で日本史・世界史ともに通史を終えていたので、日本史と世界史の遅れというのは知識不足に帰するものではありません。そうではなく、知識のインプットが十分である一方、実際の入試問題でそれをアウトプットする技術がなかったのです。

東大世界史・東大日本史ともに問題形式が独特であり、いくら知識が豊富でも、独特な形式に対して最適な形で知識を表出することができないと、実際の得点が思うように伸びません。そして、実際の得点が高くないと、当然ながら入試を突破することはできない。いくら潜在能力が高くても言い訳にはならないのです。

過去問演習によって、知識の抜けを確認することができるだけでなく、知識を過去問に最適な形で再構成し、自身の潜在能力を得点力にまで昇華させることができます。その点で、高3・10月からの集中的な過去問演習は、僕にとって大変有意義だったと思っています。

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この学部の配点・自分の得意科目・不得意科目・各教科の難易度を考慮した上での特点戦略を教えてください。

再掲すると、東大文系二次の合格最低点が260点程度。僕は国語70点、英語60点、数学50点、世界史40点、日本史40点で最低点に届かせる算段でした。

しかし、全科目で合格最低点を狙ってしまうと、どれか1科目でも失敗した時点でボーダーラインから落ちてしまいます。だから実際の目標は国語70点、英語70点、数学60点、世界史45点、日本史40点、合計285点に設定し、1科目コケても合格最低点に踏みとどまれるようにしておきました。

得点能力があっても本番で事故を起こしやすいのは数学です。数学は、過去問演習で60点を取れていても、本番では20点程度といった事例も多々あります。大半の受験生は、数学で多少事故を起こしても他の科目で埋め合わせができるような戦略を立てるのですが、僕は英語の得点力不足を数学で補うつもりだったので、本番での事故が許されない。だから2次試験の1日目に控える数学に調子のピークをもっていけるように尽力しました。

具体的には、最初の試験科目である国語を解きながら緊張をほぐし、昼休みの間は不安を膨らませないよう気分転換に徹しました。

この学部の合格最低点を越えるために合格したからこそ言える総合的なアドバイスをお願いします。

過去の合格最低点は、絶対に突破しなければいけないものであることを忘れてはいけません。

合格最低点を目標とすると心の隙が往々にして生じます。50メートル走ではゴールテープをいかに早く切るかを競いますが、もちろんゴールテープの直前で減速して良いということはありませんよね。ゴールテープより先まで駆け抜ける、60メートル走をやるつもりで走らないと、最後の詰めが甘くなるのです。

だから、合格最低点に関しては次のような戦略をとることをおすすめします。

合格最低点に達するため、最低限必要な各科目の点数を把握しつつ、他方でワンランク上の目標点を設ける。入試本番で最高のパフォーマンスを発揮できる受験生もいれば、緊張のあまり平常以下の出来に収まる受験生もいますが、いずれにせよ、本番の自分を過信しない方が良いでしょう。

50メートル走を60メートル駆け抜けるつもりで臨む受験生が、最後に笑うのだと僕は思います。

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