2019年03月28日更新

2016年一橋大学社会学部合格者の国語の過去問対策・解き方

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年度
2016年(現役)
入学
一橋大学社会学部
合格大学
慶應義塾大学文学部
出身高校
東京都私立頌栄女子学院高校
センター試験
英語 198点 / 数I・A 76点 / 数II・B 72点 / 国語 152点 / 世界史 96点 / 倫理・政治経済 76点 / 生物基礎 47点 / 化学基礎 50点

個別試験の国語の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

一橋大学社会学部の配点はセンター試験180点と二次試験820点の合計1000点で判断され、合格点は600点前後です。その中で二次試験の国語の配点は180点で他学部と比べると一番高い配点となっています。

社会学部志望の人であれば国語は英語や世界史ほどではありませんが、対策をしっかりしてやや得点したい科目になります。過去問を解いてみたらわかると思いますが、一橋の国語はかなり特徴的なので対策した者勝ちなんですよ。

試験時間は百分で、時間配分は大切になってきます。私は第一問に35分、第二問に25分、第三問に40分と決めていて、第一問から順にといていきました。

問題は全部で3つあり、第一問では現代文、第二問は現古漢融合文、第三問は200字要約という構成になっていて何十年間も形式が変わっていません。第二問と第三問の出題が一橋の国語ならではな問題となっているので、そこの対策が重要です。

特に、第三問の要約問題については必ず自分の信頼する先生の添削を受けることが一番重要です。添削を受けていく中で要約がスラスラ出来るようになっていき、これは慶応の小論文対策にもなるのでおすすめです。

本格的に国語過去問対策を始めた時期と過去問を何年分解いたか、何年分解くべきか教えてください。

国語の過去問を通して解いたのは高3の夏です。最初に解いた感想は、第一問はいわゆる普通の現代文なので読解においては学校や塾でやっていることとかわらないなと思ったのですが、漢字の書き取り5問と語句の説明2問があるのでそれについては参考書を買って対策しなければいけないと感じました。

一番衝撃を受けたのが第二問の現古漢融合文です。ここでは、さかのぼっても江戸時代で、基本は明治時代の文章が出題されます。普段は現代文、古文、漢文とわけて勉強してきたので、現代文でも古文でもないその中間の文章は読みにくかったです。ここはとくに対策が必要と感じました。

第三問は200字要約で、といて先生に見てもらうとたくさんのだめ出しをされました。要約の課題文自体は難しい文章ではないのですが、全体の文構造を理解していないといけないし、要約すると読めているか読めていないかがすぐわかるので過去問をとことんといて添削しようと決めました。

1年分解いてみてから9月頃までに3年分を通して解いて時間配分の感覚をつかんだ後は、第二問と第三問を中心に問題を切り離して解いていきました。今考えると、第一問は4年くらい、第二問は6年分くらい、第三問は10年分またはそれ以上解く必要があると思います。

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現代文対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

純粋な現代文の出題は第一問で、特徴としては必ず漢字の書き取りと語彙の説明の問題があることと、記号問題は少なく記述メインであることです。

漢字の書き取りと語彙力の対策として駿台文庫の『生きる 漢字・語彙力2300』を春から使用していました。夏に国語の過去問を解くと決めていたのでそれまでには漢字と語彙を一通り勉強しておきたかったので、六月くらいまでに終わらせようと意識してました。

この参考書は、漢字の書き取りと語彙がセットになっているのですが、明らかにわかる熟語以外にはきちんと意味が書いてあり、一橋の語彙の問題は例えば「視座」というような熟語の意味が聞かれたり、形容詞がきかれたりと幅があるので、そこにも対応できるのが良い点です。

1周するのに1ヶ月少しかかって、2周目は1回目で間違えたところをやり、3周目で最初から最後までを通してやって、それでも間違えた問題に関してはノートにまとめました。

記述対策については、塾で現代文の問題を解いて添削をしてもらっていたので、それの復習だけをしていました。現代文の文章に関しては大学の過去問を解くのが一番良い対策になると思います。

一橋の現代文の対策では、漢字や語彙を落とさないように勉強することと、記述を書く練習をして、それを誰かに見てもらうことが重要です。

古文対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

基本的に第二問は明治初期の問題が出題されるか、江戸時代の古文が載っていてその後に現代文での解説が載っている文章しか出題がないので、ガチガチの古文は出題されません。なので基本的にはセンターの古文の対策が出来ていれば困ることはまずないです。

単語帳で使っていたのは、『古文単語ゴロゴ』で、1日25個ずつを毎朝起きてから学校を出るまでにやっていました。出来なければ電車の行き帰りの時間を使いました。次の日は前の25プラス次の25個の50個を、次の日は75個を、次の日は100個をというように繰り返し、100個までをひとくくりとして1ヶ月で1周するようにしました。

問題集は『古文上達基礎編45』と『古文上達読解と演習56』を使いました。『古文上達基礎編45』7月から8月までで2周して完璧になった後に演習が必要と思って『古文上達読解と演習56』をやり始めましたが半分くらいやってから他の科目との優先順位を考えてやめました。

一橋に受かることだけを考えると、古文はセンターまでの基礎の部分をしっかり対策することが大切です。単語や基礎的な文法を確認できるような参考書を使うのがコツです。

漢文対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

漢文に関しても古文と同じように第二問で現代文と融合してしか出題されません。また古文より確実に出題頻度が高いので、漢文はセンター試験対策で十分です。

基本的に夏までの時期は学校での漢文の句法や文法の一通りの勉強を中心にやっていて、夏からは、『田中裕二の漢文早覚え即答法』を使って最終的な文法の確認をしていました。この参考書はすごく読みやすくて漢文の知識もまとまっているのでとてもおすすめです。

漢文の勉強は勉強の合間や隙間時間をうまく利用してあまり時間をかけすぎず対策を行いましょう。

個別で対策が必要だった設問、合否の鍵を握ると思った設問の対策と解き方を教えてください。

個別で対策が必要だったのは第二問の現古漢融合文で、出るパターンとしては、古文も漢文も出ない明治期の近代文語文が出る場合と、現代文・古文の融合の場合と、現代文と漢文の融合その3つがあります。

第二問は一橋国語独特の問題なので、市販の参考書の数も限られています。この問題に関しては過去問を解いてその復習をすることが一番の対策です。

まず1年分解いたら、答え合わせをして、解説を読む前に意味がわかるようになるまで10回くらい通して読みます。その際わからない単語を調べて、書き留めておきます。

近代文語文でよく出てくる独特の単語はせいぜい20個くらいなので、過去問で出てくるわからない単語を覚えるようにしてました。その後に解説を読んで理解した後、スラスラ読めるようになるまで繰り返し読みまくりました。

近代文語文の設問自体はすごく簡単なので、スラスラ読めるようになる過去問を四年分くらい作るだけで、対策は終わったようなものです。

過去問を自分が思っている以上に突き詰めて何度も復習することが大学固有の問題を対策するのに効率よい手段です。

国語の過去問の使い方(解く、答え合わせ、解説の確認、復習、解き直し)で合格につながったと思うことを教えてください。

過去問について解く時に気をつけていたのは、時間内に終わらなくても時間内にどこまで出来たのかの目印はつけておいて、最後まで解ききることです。また、赤本や青本をコピーすると余白がなく記述の下書きや要約の下書きをするスペースがないので裏紙を用意して解いたことです。

答え合わせの時は記号問題・漢字・語彙については回答そのままにしていましたが、記述や要約については回答を頭から信じるのではなく解説を読んでみてそれでも納得いかない場合は先生に添削をお願いするなどしていました。

特に赤本の記述は、自分の回答の方が良い場合が多々あったので、なるべく青本の記述を参考にしていました。

復習は過去問の使い方で一番大切です。第三問の要約については先生がいいという物が出来るまで書き直していましたが、基本復習をメインに過去問を解いていたので解き直しはしなかったです。

復習の時にはとにかく過去問の文章を繰り返し読みまくっていました。繰り返し読むと実際に解いていたときには理解できなかったことやわからなかった視点が見えてきます。また、一橋は他の科目にもいえるのですが出題が傾向が似ているので、深く復習するのは大切なことです。

自分でこれは読み切ったなと思えるくらいまで読み込んでください。

国語の過去問対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

良かったことは、要約の添削を受験の直前までずっとやっていたことです。全部で10年分くらいやりました。要約は添削してもらうのが一番手っ取り早いと思います。

時には、6回ぐらい書き直しを命じられるときもありましたが、その分その文章をたくさん読んだし、要約のコツもだんだんわかるようになって、早くかけるようになりました。要約は一橋の過去問だけに良いわけではなくて、慶応の小論文対策にもなるのでおすすめです。

国語に割ける勉強時間も限られていたので基本過去問を解いてその復習しかやっていないのでやらなくて良かったことはないです。

最後に合格したからこそ言えるこの大学の国語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

一橋の国語に関しては、まず早いうちに漢字や語彙の参考書をやっておくことが大切で、漢字などは夏や直前期にやろうと思っても他にもやることが多くて後回しになってしまうことが多いと思うので早めにやることをおすすめします。

また、現代文の記述で引っかかったところや特に200字要約については添削してもらうことが大切です。自分の書いた物を客観的に見てもらうことは必要なので、学校の先生や塾の先生を捕まえて添削してもらってください。

そうはいっても一番重要なのは復習です。過去問を解いたらその倍以上の時間をかけて隅々まで復習することが合格の鍵となります。

直前期は自分の解いた過去問の復習と、近代文語文の語彙の確認をしていました。復習をしっかりしていると直前期も受験に自信が持てるので、是非復習に重きをおいて対策してみてください。

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