2019年03月28日更新

2017年慶應義塾大学商学部合格者の日本史の過去問対策・解き方

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年度
2017年(現役)
入学
慶應義塾大学商学部
出身高校
国立お茶の水女子大学附属高校
センター試験
英語 180点 / 数I・A 85点 / 数II・B 85点 / 国語 165点 / 日本史 90点 / 地理 85点 / 化学基礎 35点 / 地学基礎 35点

日本史の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

目標は8割でした。慶應商学部の日本史は,重箱の隅をつつくような問題の多く出題される私大には珍しく「基本用語の理解」が求められる問題が多かったため、日本史の問題集を完璧に暗記することが大切だと考えていました。 特に近代経済史。商業・経済系の内容の設問を作りやすい近代史は必ず大問1つ分程度出題され、細かい年代まで聞かれるため要復習です。

本格的に日本史の過去問対策を始めた時期と過去問を何年分解いたか、何年分解くべきか教えてください。

日本史の過去問は5年分解きました。というのも赤本に載っていたのが5年分だったためです。また、日本史は過去問で聞かれた内容の関連問題が出題されることが多く、過去問を解くことで出題されやすい範囲を確認してその部分を重点的に勉強することもできるため、過去問演習は何年分やっても無駄ではないと思います。

日本史の好きだった私は日本史の勉強をやりすぎてしまう傾向にあり、他教科、他大の過去問も解く必要があったため、赤本1冊に載っている5年分以上は解きませんでした。

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日本史対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

『詳説日本史ノート』を使用して日本史の基本用語を暗記していた私は、過去問対策としての問題演習を2年生の冬から始めました。使用した問題集は『日本史問題集 完全版 (東進ブックス パーフェクトマスター)』『日本史B標準問題精講』の2つでした。

独学であった私は日本史に関して、日本史の先生に勉強方法を相談しており、その先生が「日本史は過去問と問題集をたくさん解くことが大切」とおっしゃっていたため、問題集2つをそれぞれ3周することにしました。

まずは『日本史問題集 完全版』。この問題集は問題の次ページに解説が載っており、問題は様々な大学の過去問を単元ごとにまとめたものでした。2ヶ月で1周するために、「毎日4単元進める」と決めてノートの左ページに解き、間違えた部分はノートの右ページに解説や図を自分なりに色ペンでまとめて書いていました。 この作業は間違えた部分の復習になるだけでなく、テスト直前の「確認ノート」にもなるため一石二鳥でした。

『日本史問題集 完全版』を3年生の春に3周終わらせたことで日本史の基本用語をただの用語としてではなく、よく使われる文脈とともに実践的に覚えきることができました。

逆に私がオススメしないのは一問一答形式の問題集。単語だけ覚えたとしても、その単語に合う問題文や文脈まで覚えないと日本史の問題は解けないからです。 例えば「源氏物語」という単語。「源氏物語」→「紫式部」と一問一答形式で暗記していても無意味です。「『???』や『枕草子』など女性の手による文学が多く発達した。」という文脈で出題された際、『???』の正解が源氏物語であっても、紫式部という単語は出てきません。

源氏物語はむしろ国風文化について書かれた文脈の中で清少納言の書いた枕草子とともに出題されることが多く、その文脈で理解していないと解答までに時間がかかってしまいます。 せっかく一問一答形式で覚えても、実際に出題される形式とかけ離れてしまっていたら、勉強効率が悪いですよね。

それならば最初から本番形式の問題集を解く中でよく出題される文脈とともに用語を暗記したほうが、何倍も受験に役立ちます。

次に私は『日本史B標準問題精講』に取り掛かかりました。この問題集は国公立二次試験・最難関大学の過去問を単元ごとに集めたもので、私が日本史独学の際に使用していた『実況中継・日本史』シリーズの石川先生の著書であったため使用し始めました。(この問題集は基礎ができていない人がやると歯が立たないので注意。)

この問題集も私は3周しました。この問題集を解くことで、センターや教科書ではあまり重要視されていないが私立では頻出の用語というものがわかるようになりました。(特に古墳名!)

日本史で個別で対策が必要だった設問、合否の鍵を握ると思った設問の対策と解き方を教えてください。

設問は基本3つあり、どれも形式は同じ。ただし時代だけが違うのが慶應商学部の日本史。だから私は「設問」としての対策ではなく「時代」ごとの対策をしてました。 過去問を解く中で気づいたのは先史時代の古墳名と近代の経済史の出題率の高さ。

古墳名が出題されやすい理由はわかりませんが、商学に関係ある「経済史」はやはり出題されやすいのだなあと実感しました。 近代の経済に関しては、総理大臣・経済政策・その時の経済状況をセットにして覚えました。「いざなぎ景気」など名前がついているものに関しては「なぜ好況or不況になったのか」の理由まで正確に暗記しました。

景気名など日本史用語は文章の中で出題され、穴埋め形式であることが多いため、その単語がよく使われる文脈も覚えてないと単語が出てきませんからね。その文脈に当たるのが、その歴史的事件の「理由」であることはとても多いです。

特に近代は資料が多く残っているため細かい部分まで出題されやすいです。これは商学部以外にも言えることです。近代経済史は必ずマスターしておいてください。

また、日本史は過去問で聞かれた内容の関連問題が出題されることが多く、過去問を解くことで出題されやすい範囲を確認してその部分を重点的に勉強することもできました。

日本史の過去問の使い方(解く、答え合わせ、解説の確認、復習、解き直し)で合格につながったと思うことを教えてください。

過去問を始めたのは3年の夏休み後。過去問を解く中で商学部の日本史は近代史が出やすいということに気づき、過去問で出た部分や関連する部分を資料集で調べ自分なりにノートにまとめました。

日本史は過去問が命。というのも大学によって問題形式がかなり違うためです。しかし、ただ過去問を多く解くのではなく、過去問を解く→間違えた部分をノートにまとめる→その部分の問題を問題集で解く…を繰り返していました。前述したように、過去問で出た内容がそのまま全て出題されるよりも、その分野から出題されることが多いためです。このようにして過去問を赤本に載っている5年分を解ききりました。

日本史の過去問対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

やらなくてよかったこと…一問一答形式の問題集ですね笑 本当に無駄だったと思います。 ただ用語を覚えたところで日本史の問題は解けませんし、大学によって出題形式に大きな差がある日本史は、過去問や過去問を集めた問題集を解くのが一番。

一問一答形式の問題集は「センターカバー率99%!」とうたっているものがあったりして、「とりあえずこれを覚えればセンターは完璧」と思ってしまいがちです。

しかし、裏を返せば「重要度の低い問題まですべて載せている」わけであって、そんな用語を何千個も覚えるのは本当に効率が悪いですよね。なにより、一問一答形式の問題は手を動かさないので眠くなります…笑 私は結局1周できたかも曖昧なまま終わってしまいました。

最後に合格したからこそ言えるこの大学の日本史で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

日本史は、3年の春までに基本を完成させることができれば、3年生からいくらでも点数を上げることができる教科です。実際私の学校は3年生の10月に日本史Bが終わるクレイジーな学校でしたが、それでも3年生春から学校の進度にあわせて問題集を解いた結果、日本史を得意教科まで成長させることができました。

日本史に関して今なら言えること、それは「学校の授業を大切にしてほしい」ということ。 内職をして塾の日本史の勉強をする人もいるかもしれませんが、私たちよりもずっと多くの日本史の問題を解いてきた先生は、入試でどのような内容が出題されやすいか知り尽くした上で授業やアドバイスをしてくくださいます。

そんな授業を無駄にしてやみくもに勉強するよりも、先生の授業をしっかり聞いて、その日のうちにその内容は覚えてしまうほうが効率がいいです。 私は学校の定期試験ではいつも学年1位を目指して勉強していました。

それが結果として、定期的に勉強内容を復習することにつながっていました。 また、勉強方法に迷ったときは先生に質問するのがベストです。先生は教えることが好きな人が多いので、親身になってオススメの問題集や勉強方法をアドバイスしてくださると思いますよ。 塾と違い、費用をかけずに優秀な先生に質問できるのが学校の良いところです。先生を積極的に利用していってください。

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