2019年03月28日更新

2017年東京大学文科三類合格者の国語の過去問対策・解き方

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年度
2017年(1浪)
入学
東京大学文科三類
合格大学
早稲田大学文学部
出身高校
沖縄県私立興南高校
センター試験
英語 200点 / 数I・A 91点 / 数II・B 97点 / 国語 168点 / 世界史 91点 / 地理 83点 / 化学基礎 46点 / 物理基礎 46点

東大国語の各大問の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

大問ごとの目標点は、大問1:20点、大問2:20点、大問3:20点、大問4:10点。東大国語は古典があまり難しくないので、現代文が特に苦手な僕は古典で7割、現代文で5割の目標を立てました。

これを達成するためにはまず古典の単語、句形、文法などの知識で抜けやもれをなくすこと、そして現代文では基本的な問題できちんと指示内容を入れたり主述が乱れないようにすることが重要だったと思います。

本格的に東大国語の過去問対策を始めた時期と過去問を何年分解いたか、何年分解くべきか教えてください。

僕は高3のセンター後から過去問を解き始め、それから浪人して計15年分ほど解きました。国語は人によって解いた年数が全く異なり、解いたことのない人から25年分解いた人まで知っていますが、僕の見解だと10年あれば十分だろうと思います。

国語は東大に限って問われる内容はあまりありませんので、自学中心であれば解説が細かくはない過去問よりも、模試の過去問や市販の問題集を使うのがいいでしょう。

また、古文漢文は案外単語や句形といった基礎知識が抜けやすいため、基礎知識を確認することにも十分時間を割いた方がいいです。その代わり、過去問を解いた時は本文をじっくりと読み込み、細部まで理解を深めるべきだと思います。

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第一問現代文の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

『上級現代文1』『上級現代文2』を記述対策として使いました。これらは解説が丁寧で、かつ配点も記されているので、独学でも使いやすかったです。

使い方は、納得いく解答を作って、解説を読む、というありきたりなものでしたが、「納得いくまで考える」ことが重要だったと思います。あまり時間を気にせず、自分がかける最高の答案を書くつもりで取り組むと、より効果的な学習ができます。

夏以降は過去問にも取り組み、東大の形式に対応させていきました。過去問は基本的に解説が薄く、僕にとっては役に立たないものが多かったため、問題を解いた後は先生と一緒に議論しながら理解を深めました。問われた箇所以外もしっかり読み込み、文章全体を理解するよう心がけました。

第二問古文の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

鉄緑会が出している過去問題集と、東大模試の過去問を使いました。前者は解説が非常に細かく、文章の理解はもちろん作者に関する知識、時代背景、豆知識まで学ぶことができます。

問題を解いたら解説を読みつつ、ノートに学習内容をまとめました。その際は解答を書き写して、どの古語にどの現代語を使って訳をしているか、どこに主語、述語を入れているかを意識して書いたので、入試直前に読み直して知識補給ができます。

模試の過去問は時間を計った演習に使いました。過去の解いていない問題を解くのに使い、自己採点で実力を測るのにも使えます。

第三問漢文の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

基本的には古文と同様、鉄緑会が出している過去問と東大模試の過去問を使いました。過去問を解いた後は同じくノートにまとめ、どの漢字にどの訳が振られているか、句形への理解はどう表現されているかを考えました。

模試の過去問は時間を計って解き、自己採点を行って目標点が取れているかを確認しました。同じ問題をなんども解くことはせず、復習に時間をかけ、後はノートを見返す程度にしていました。

第四問現代文対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

本試と模試の過去問のみを使いました。東大の第4問の対策をするような問題集は滅多にないからです。第4問は非常に難しいため、制限時間を考えずに納得のいく答案を書く努力をしました。

解答として提示される文章も非常に難解で、解説もあまり理解の助けにはならないと感じたので、問題を解いた後は先生と議論をすることにしていました。難しい文章を読み解き、表現が適切かを確認することは自分一人では難しいので、できるだけ先生の協力を仰いだ方がいいでしょう。

東大国語の過去問の使い方(解く、答え合わせ、解説の確認、復習、解き直し)で合格につながったと思うことを教えてください。

僕は塾や予備校で受験対策をする機会があまりなかったため、継続的に問題の解説をしてもらう経験を得られませんでした。 そこで、一つの問題に複数の予備校が出した解答を読んだり、自分でも複数の答案を書くことで復習をしました。予備校ごとに同じ内容でも違う言葉で書かれていたこともあり、同じ事項の説明に使う言葉のレパートリーを増やすのに役立ったと思います。

東大国語の過去問対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

現代文は復習の際問題を解く時間の2倍程度使って文章を読み込んだことは合格に直結しただろうと思います。難しくても頑張って理解しようと努めたことで、芸術論や哲学など一般的に読みにくいとされる内容も理解しやすかったです。

現代文は似通ったテーマが出題されることも多いので、毎回の復習で知識を増やす作業はとても大切だと思います。逆に、後悔していることは国語に時間をかけすぎたことですね。自力で考えることにこだわりすぎて少々コスパが悪かったです。 浪人している時期はそれでも良いかもしれませんが、時間が特にない現役生は割り切ることも時には必要ですので、優先順位を考えた上で実践してください。

最後に合格したからこそ言える東大国語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

東大の国語はほとんど対策をせずに受験する受験生もいる一方、僕にとって時間をかけて日本語記述力を鍛えたり、様々な社会問題、思想に関する文章を読む経験は大学入学後の知的基盤となりました。

大学では考えたこともない話題を読み解き、より複雑な議論を理解する必要があることを前提として、対策を進めてほしいです。受験学年に限らず、1、2年生の段階から本を読んだり、文の要約をしたりと、コツコツ学習を進めれば東大の問題でも太刀打ちできます。

「現代文は捨てる」「国語はコスパが悪い」などといった言説に惑わされず、他教科同様に自分の課題や将来的な目標を見据えて頑張ってください。応援しています!

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