2019年03月28日更新

2017年東京大学文科三類合格者の英語の過去問対策・解き方

the-study.jp_2019-03-28_12-53-46.jpg
年度
2017年(1浪)
入学
東京大学文科三類
合格大学
早稲田大学文学部
出身高校
沖縄県私立興南高校
センター試験
英語 200点 / 数I・A 91点 / 数II・B 97点 / 国語 168点 / 世界史 91点 / 地理 83点 / 化学基礎 46点 / 物理基礎 46点

東大英語の各大問の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

大問ごとの目標点は、1(A):7点、1(B):8点、2(A):10点、2(B):10点、3:30点、4(A):3点、4(B):8点、5:14点。

TLP(トライリンガルプログラム)を目指していたので、目標は90、あわよくば100としていました。数学が苦手で、社会もあまり高得点は期待できなかったので、高めに設定しました。

要約は満点を目指すのは大変でも、短い時間で7割なら可能だと考えて7点としました。苦手な1(B)はほとんど記号なので、3つ4つ当たればいいな、と考えての8点です。英作文は文法ミスをしなければある程度点はくるのでできるだけ満点を狙い、最低でも7割程度を目標としました。

リスニングは東大英語においてはかなりの得点源となることが多いので、満点。難しい大問4、5はあまり高い点を目指さず半分から7割を目標としました。

本格的に東大英語の過去問対策を始めた時期と過去問を何年分解いたか、何年分解くべきか教えてください。

高3の夏休みから分野別で東大の過去問を解き始めました。1年間の浪人までで解いた年数は分野によって違いますが、リスニングをのぞいておよそ20年分は解きました。

特に苦手だった1(A)、1(B)、4(B)は実質3週ほどはして、形式に慣れつつより速く、正確に解けるよう意識しました。逆にリスニングは問題集の方が解説やCDの音声が過去問よりも自分に合っていたのであまり過去問は10年分ほどしか解きませんでした。

人によって始める時期、解く量は異なりますが、東大模試の前には1年分解いておくといいです。問題はたくさんあるので、貯めることはあまり考えずどんどんと解いて構わないでしょう。

Sponsored Links

1(A)要約問題の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

あまり要約問題を扱った問題集がなかったため、一番活用したのは東大の過去問でした。25カ年にはたくさんの問題が乗っていたので、比較的文章量が少ない90年代を先に解いていきました。 同じ問題を3ヶ月ほどあけて解き、過去の自分の答案と新しい答案を見比べて実力を測るのもいい勉強になります。

また、河合塾や駿台の模試の問題も活用しました。問題集の末には配点も記入されているので、ある程度独学でも要約の演習を積むことができます。 その他にも、普段から長文問題を解いたら要約する習慣をつけておくことで、より早く問題を解くことができます。

2(A)(B)自由英作文の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

東大の英作文は少々独特なので、基本的には過去問を解き、先生に添削をしてもらう、というサイクルで勉強していました。新しい問題がなくなると、キムタツ先生の『東大ライティング&グラマー』という問題集で同じように演習を積みました。

英作文は文法ミスをしないことが安定した得点を取るために必要になるので、僕はあれこれと参考書、問題集に触れるよりも同じ問題で異なった論旨で書くという練習をしていました。

3(A)(B)(C)リスニングの対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

リスニングの対策としては主にキムタツ先生の『東大リスニング』と『東大リスニングsuper』がとてもおすすめです。それぞれ東大の形式と同じように問題が収録されてますが、僕の場合は3日ほどかけて1年分のセットを解いて、音読をする時間を多くとっていました。

音読する際は、文章を見ながら音読する段階、CDを聴きながら文章をみて音読する段階、CDを聴きながら文章は見ずに音読する段階(シャドーイング)、と分けて行いました。読むのになれたら音声を1.5倍再生で聞いたり、音読することで、速く読まれても対応できるようにすることも重要です。

4(B)英文和訳の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

和訳のために使った教材ではありませんが、『英文解釈の技術100』はやってよかったです。この問題集は英文の構造を捉えて和訳をする力を鍛えるために使いました。 分量が多いので例題だけ1周し、よく出題される構文の訳し方を知ることができました。

また東大模試の過去問や本試の過去問も演習のために使い、同じ問題でも何回か解くことでより速くわかりやすい日本語で和訳を書く練習をしたのもよかったと思います。

5総合問題の対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

ほとんど東大模試の過去問と本試の過去問で対策をしました。大問5は小説がよく出題され、熟語の構成や内容の説明が出題されることが多いですが、東大以外の大学ではあまり頻出される形式ではないためか、問題集等で対策することはできません。

模試の過去問は解説が丁寧に記されているため、問題を解いた後はよくそれを読みました。一方で、解説があまり細くはない本試の過去問は、できるだけ復習に時間をかけながら、内容を理解しきるまで繰り返し読みました。

僕は語彙の問題が苦手で、熟語の暗記にも取り組んでみようと『システム英熟語』も使いましたが、東大で問われる語彙は決してメジャーとは言えないものが多いためあまり役に立ちませんでしたね。大問5の語彙の対策は、熟語帳よりも東大の過去問ですべきだと思います。

東大英語の過去問の使い方(解く、答え合わせ、解説の確認、復習、解き直し)で合格につながったと思うことを教えてください。

過去問に限ったことではありませんが、僕は和訳をあまり読まないようにしました。できるだけ英文をなんども読んで、単語を調べたり音読をしながら理解するようにしました。そうすることで、難しい英文も自力で解釈する力がつきます。

過去問はあまり解説が細くはないのですが一応一通り目を通し、わからない箇所は可能であれば先生に質問しました。復習、解き直しは時間がなくてあまりできませんでしたが、解いた際に重要な構文、単語があった時は印をつけ、そこだけは繰り返すようにしました。 忙しくても学ぶことが多いと感じた問題はストックしておくと、直前きや模試前に役立ちますよ。

東大英語の過去問対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

本番に直結しやすいのは要約、英作文、リスニングだろうと僕は思います。特に英作文、リスニングは早いうちからできてかつ安定してくるため、受験学年出なくても頑張ってほしいです。

また、リスニングは苦手でも時間をかけることで安定して24点以上は出るようになります。毎日30分だけでも英文を聴いて、耳を鳴らすところから始めましょう。逆に、1(B)、4(A)はいくらやっても安定しませんでした。やらなくてよかった訳ではありませんが、どちらも得点は半分程度で安定できるための勉強で十分だと思います。

最後に合格したからこそ言える東大英語で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

東大英語は確かに難しいですが、120分で1セット解くことを繰り返す中で案外はやく、正確に解けるようになるものです。そのためにも、各分野にかける時間、取りたい点数を高3の夏までに決めておいて、夏からは1年分のセットで解けるようにしましょう。

しかし受験で点を取ることだけを考えて、点が取りにくいからと言って対策をしない分野を作ると入学した後に苦労することになります。英作文もリスニングもスピーキングも東大の授業では扱いますので、英語を勉強する際は満遍なく基礎力をつけてほしいです。

優先順位をつけて効率よく勉強するのは大切ですが、「捨てる」ものはないように取り組んでほしいです。

【PR】今なら「スタディサプリ」が2週間無料!

志望校対策を本格的に行っていく高3生は志望校対策講座として、高1,2生は早期の志望校対策・受験対策として試しておきたいのが「スタディサプリ」。

スマホ、タブレットでプロの予備校講師の授業が見放題、GMARCHや早慶、国立の志望校別対策の講座やセンター対策講座、高1、2年生向けの通年講座もあります。

『月額980円(=問題集1冊分の料金)のみ』『今なら2週間無料』のでとりあえずプロ講師の授業がどれだけ学校や一般の塾・予備校の授業と違うか体感してみると良いかと思います。

この機会に超一流プロ講師の通年講座、志望校別対策講座などの各教科の授業を見てみてください!


スタディサプリ