2019年03月28日更新

2017年東京大学理科二類合格者の物理の過去問対策・解き方

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年度
2017年(現役)
入学
東京大学理科二類
出身高校
神奈川県私立浅野高校
センター試験
英語 198点 / 数I・A 80点 / 数II・B 90点 / 国語 173点 / 化学 69点 / 物理 87点 / 地理 72点

東大物理の目標点とその達成のために1番重要だと感じていたことを教えてください。

僕は物理が苦手な方だったので(嫌いではなくむしろ好きだったんですが…)、現実的な目標として35〜40点取れれば御の字だな、くらいの気持ちでいました。 そのためには、各大問に必ずある、簡単な問題は絶対に落としてはいけないと考えました。詳しくは後ほど述べます。

また、もちろん時間配分も重要になってきます。理科は2科目で150分であること、さらにもう一方の科目(多くの場合、化学か生物だと思います)の方が分量が多いことが多いということを考慮すれば、物理にかける時間をなるべく短くすることも考えておくべきだと思います(個人の得手不得手にもよりますが)。

本格的に東大物理の過去問対策を始めた時期と過去問を何年分解いたか、何年分解くべきか教えてください。

過去問を解き始めたのは、学校の授業で過去問演習が始まった10月頃でしょうか。合わせて、10〜15年分程解きました。

後述しますが、物理は解いて答え合わせするだけではあまり意味がないので、量を追い求めるよりは質を重視した方が良いと思います。10〜15年くらい解けば十分ではないでしょうか(もちろん、時間に余裕があればこの限りではありません)。

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東大物理対策で使用した主な参考書、合格につながったと思う参考書とその使い方と効果を教えてください。

僕は東進の苑田先生の授業をメインに対策していました。苑田先生の授業は微積を用いて行われ、高校物理において説明がうやむやにされている(誤魔化されている?)部分が明快になったり、大学での物理の学習への布石になる(大学の物理はバンバン微積を使うし、本来はこれが本質)ので、オススメです。

他には、補助的な参考書として『新・物理入門』(駿台文庫)で分からない部分を解決したり(この本も微積を使っている)、駿台の授業(物理特講などの季節講習)で演習量を確保したりしていました(こちらも微積を多用、テキストに載っている問題は良問ばかり)。 『難問題の系統とその解き方』(ニュートンプレス)で苦手分野の演習を積んだりもしていましたね。

ちなみに、実際に問題を解く際に微積を使うことはあまりなく(少なくとも大学受験レベルでは)、あくまでも内容理解に役立つものである、という認識を持ちましょう。

東大物理の過去問の使い方(解く、答え合わせ、解説の確認、復習、解き直し)で合格につながったと思うことを教えてください。

答え合わせの際、答えを見て理解するだけで満足するのではなく、何も見ずに同じ解答を再現できるか、違う解き方はないか(解答は時間追跡で解いているが、保存則で解いたらどうなるか考えてみたり)考えたりと、いろいろ試してみるのがオススメです。

そうすることで、この解き方よりこっちの方が速くて楽、この解き方は計算が煩雑になる、といった発見があったりするんですね。そういったことは次の問題以降に繋がってきます。 そういう試行錯誤を経て本当の物理の力がついてくるというものです。

東大物理の過去問対策を振り返って本番の点数に直結したこと、直結せず後悔していることを教えてください。

先述した簡単な問題を落とさない件についてですが、物理に関して言えば、簡単な問題が必ず大問の最初にあるとは限りません。

特に最近の傾向ではほとんど全ての問題において、1つの大問がさらに2つか3つの小さな大問のようなもの(IとかIIのように付されているやつ、以後中問と呼びます)に分けられており、それぞれの内容がガラリと違ってくるというケースも少なくない(中問が大問のような役割を担っている)ので、例えば簡単な問題がIの最初の方だけにあると考えるのではなく、IIやIIIにもあるかもしれないと疑ってみることが重要です。

僕は普段の演習において、このような簡単な問題を見落とさないように意識していました。

また、一つの中問内においても同様のことが言えます。 例えば、Iの(2)まで解けたけどそれ以降は解けそうにないからIIに行こう、となるのではなく、Iの後の方に簡単な問題が隠れていないか、記号問題など勘でも答えられそうな問題がないか、ということを常に意識しておくべきです。 物理という科目は往々にしてそういうことが起こりうるのです。

最後に合格したからこそ言える東大物理で高得点をとるためのアドバイスをお願いします!

物理(特に東大物理)ではパターン学習(問題の型を覚えてしまうくらいひたすら問題を解くこと)は通用しません。毎年のように目新しい問題が出題されるからです。

物理現象を見る目を養うことが重要ですね。 問題文を読んで、どんな現象が起こるのか大まかにイメージできるか、計算結果と照らし合わせてそのイメージは正しいのか、食い違っていた場合なぜそうなったのか、ということを常に意識しましょう。

もちろんそれには問題演習による多少の経験が必要となることは否めませんが、それよりも大事なのは本当に物理の内容を理解しているか、です。 暗記に頼ってはいけません。

物理の内容を理解(他人に論理的に説明して納得してもらえるレベルまで)した上で、基本的な事項(公式等)は何も考えなくても出てくるようになるのが理想です(これは暗記とは違います)。 その意味でも微積物理を積極的に活用することを勧めます(定量的な理解に役立つ)。

みなさんが物理を得点源にし、合格を掴み取ることができるのを心より願っています。

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