2016年03月13日更新

自由英作文で解答スピードを上げ安定した得点源にするには『文章の構成を考える作業』と『日本語の英訳』を分ける

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文章の構成に時間をかけないと結果的にタイムロスが大きい

早稲田法学部、国際教養学部、早稲田政治経済、青山学院大学法学部、明治学院といった私大、そして東大、京大をはじめ、一橋、東京外国大学といった国立大でも毎年出題されている自由英作文。

自由英作文が苦手な人は、「何を書いたらいいかアイデアが思いつかない」という人が大半を占めます。

それでもなんとか時間内に終わらせるために、ぱっと思いついたアイデアに任せて書いても結局途中で行き詰まりは確実。

自由英作文で失点が多い原因は構成が中途半端なまま英文を急いで書き始めるから

問題に答えるときと日本語を英訳するときでは頭の使い方が全く違うのに、それを同時にやろうとすることは難しく、途中で方針を変えるうちに多くの時間が過ぎていってしまうからです。

自由英作文ではまず日本語で解答の構成を考えることに集中する段階と、それを英訳する段階をまったく別のものとして考える必要があります。

日本語で構成するときに使える具体的な2つのパターン

日本語で何を書くか考える際、覚えておくと便利な2つのパターンがあります。東京大学の自由英作文の過去問を使って実際に日本語で構成をしてみましょう。

「もし他人の心が読めたらどうなるか,考えられる結果について50~60語の英語で記せ。複数の文を用いてもかまわない。」
(2012年 東大・前期 第二問 B)

ここでは「犯罪の数が大きく減る。」という主張をするとします。

1つ目は理由並立パターン。例えば、

[理由①] 警察に嘘をつけないため逮捕されやすい
[理由②] そもそも犯罪を犯す前にばれてしまうから

理由並立は、自分の主張の根拠がいくつか思いつくときに使います。

2つ目は理由+譲歩+逆接パターン。例えば、

[理由] 犯罪を犯す前に周りに知られてしまうから
[譲歩] たしかに他人の心が読めるからできる犯罪もある
[逆接] しかし最後には犯人は捕まることになる

理由が複数思いつかなかったときでも、対立する意見の強みを考えることで新しい根拠を思いつく手掛かりになっています。

どちらのパターンを使っても字数に満たないときは、具体例や自分の体験を挟むことで字数を稼ぐことができます。

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英訳するポイントは一番簡単な表現を使うこと

構成ができたら英訳して答案を作り始めます。このときのポイントがミスをしにくい簡単な表現を選んで使うこと。

次の文を考えてみましょう。

「子どもは好奇心のかたまりだ。」
(2001年 京大・前期 第一問より抜粋)

この文が結局言いたいことを考えて一番簡単な表現を使って表すなら、

Children are very curious.

で済みます。単語も構文もは中学生レベルです。

こういったミスをしにくい表現を習得するためには『減点されない英作文』などの参考書を使うのがいいでしょう。受験生が犯しやすいミスと、それを防ぐための方法がまとめられています。

自由英作文が苦手な人はまず2つの段階に分けて問題を解いてみて、構成ができないなら日本語で思いつく練習を、英訳が出来ないならまず指定英作でミスをしない表現を覚える対策が有効になります。