2016年09月20日更新

『書き出して教科書を速く正確に読み込む』東京大学文科二類合格者の高3の世界史の授業の受け方

%e6%9c%80%e6%96%b0%e4%b8%96%e7%95%8c%e5%8f%b2%e5%9b%b3%e8%aa%ac-%e3%82%bf%e3%83%98%e3%82%9a%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%aa%e3%83%bc-jpg

合格者のプロフィール

年度 2016年(現役)
進学 東京大学文科二類
合格学部
  • 慶応義塾大学経済学部
  • 早稲田大学政治経済学部
  • 早稲田大学商学部
  • 明治大学政治経済学部
出身高校 千葉県私立渋谷教育学園幕張高等学校
センター試験
英語
200点
国語
158点
数学1A
91点
数学2B
78点
物理基礎
50点
化学基礎
46点
日本史
92点
世界史
97点

―高3の世界史の授業で扱った教材を全て教えてください。

授業では、『世界史B』(東京書籍)と『最新世界史図説 タペストリー』(帝国書店)を使いました。先生オリジナルのプリントも配られ、講義を聞きながらプリントの穴埋めをするスタイルでした。

自習用問題集として『私大・二次対策 世界史B問題集 ――通史・テーマ・論述』(山川出版社)を渡されました。提出はしなくて良いものの、定期試験までに試験範囲に対応する問題を解いておけ、という指示が出ていました。

Sponsored Links

―高3の世界史の授業の「予習の仕方」について具体的に教えてください。

予習の段階では教科書を参照しながら、プリントの空欄を穴埋めしておきました。既習範囲の復習もしなければならず、他の教科の学習を優先したいので、予習時間は最小限にしました。

穴埋めすることで、授業前に教科書にざっと目を通すことができ、最低限の予習の時間は確保できたと思っています。

―高3の世界史の「授業の受け方」で意識していたことを具体的に教えてください。

先ほどお話したように、予習の段階プリントの空欄を穴埋めしておきました。

授業では、講義中突然先生がランダムで空欄の箇所を聞いてきます。そのため、それに答えられるように準備をしていました。

授業では講義だけを聞いていると眠くなってしまうので、教科書や資料集に意識的に目を映すようにしていました。できるだけ、授業中にすべてを吸収するつもりで聞いていました。

―高3の世界史の授業の「復習の仕方」について具体的に教えてください。

高3の途中までは、予習段階でプリントの空欄をあらかじめオレンジのペンで書いておき、それを赤シートで隠して覚えていました。定期試験前には、配布された問題集を解いていました。

ただ、私はそれまで歴史の勉強方法を自分で確立していなかったので、赤シートで隠された用語だけをひたすら覚えていました。

そのため、テストや問題集でそれ以外の用語を聞かれたり、選択肢問題や論述問題が出題されると自信を持って答えられませんでした。

この覚え方ではダメだと思い、高3の秋からは完全に復習方法を変えました。復習方法は次のようにしました。

  1. 紙を用意し、それを縦に分割する。
  2. 教科書を読みながら、教科書の内容を左側に箇条書きで書いてまとめる。
  3. キリの良い所で書くのをやめ、左側に書いた内容を頭に入れる。
  4. 頭に入れたと思ったら左側を隠して、左側に書いた内容そのままになるように、右側に書き出す。

左側の内容を覚えて右側にそっくり書き出すことで、つながりを意識して歴史の事柄を覚えることができるようになりました。

つながりがわかるようになるので、選択肢問題や論述問題の対策にもなったと思います。

この方法は私にとって一番早く正確に教科書を読み込む方法だったので、教科書を読み進めるのが楽しくなりました。

また、30分で教科書を4ページ進めよう、と自分で目標を立てて急いでインプット&アウトプットをするようになりました。

教科書を読み進めるペースが早くなり、繰り返し教科書を読みこむようになりました。その結果、定期テストで93点を取ることができ、嬉しかったです。

―高3の世界史の授業は志望校の東京大学文科二類に役立ったと思いますか?その理由も含めて教えてください。

私の学校では高3の12月まで通史を学習していたため、レギュラーの授業ではセンター・私立・国立二次対策をいっさい行いませんでした(放課後には国立志望者向けの論述講習がありました)。

通史を丁寧に学習するという点では、センター・私立・国立二次を問わずすべての試験の対策として有効だったと思います。

―大学受験を終えてみて世界史の授業をより効果的に活用するにはどうすれば良いと思いますか? その理由も含めて教えてください。

授業中にいかに情報を吸収できるかが大事だと思います。私は高2から高3の初めまで、予習をしないまま講義を聞いていたときがありました。 板書は写すものの講義の内容がわからず、ただ聞き流していたこともあります。このような受動的な姿勢では、成績が良くなるはずがありません。

講義を受動的に聞き板書を写しているだけでは、情報が頭に入りません。授業中に教科書や資料集を随時参照し、知識を広げておきましょう。

これだけで成績が良くなるとは限りませんが、積極的に教科書などを参照することは、成績を上げるための必須条件だと思います。

―最後に受験生に学校の世界史の授業に関するアドバイスをお願いします!

私は夏休みに既習範囲の復習が終わりませんでした。2学期には先ほどお話しした書き出し法を使い、教科書の全範囲を読み込んで必死に基礎を固めていました。

努力はなかなか実らず、本番1ヶ月前に受けたセンター模試の世界史の点数は67点。しかしその後、冬休みに徹底してセンター演習と復習をした結果、本番では97点を取ることができました。

夏休みに勉強に失敗しても、秋に必死に基礎を固めようとしていればまだ望みはあります。

通史の授業が高3の最後まで終わらなくても、高速で教科書を読み込む方法を開発すればセンター試験に間に合います。最後まで諦めず、志望校合格を目指してがんばってください。