2016年08月20日更新

『長文に読み慣れておく』東京工業大学第1類合格者の英語の解き方

東京工業大学(2015年版大学入試シリーズ).jpg

合格者のプロフィール

年度 2015年(現役)
進学 東京工業大学第1類
合格学部
  • 早稲田大学基幹理工学部学系1
  • 東京理科大学理学部数学科
出身高校 東京都立西高等学校
センター試験
英語
179点
国語
161点
数学1A
100点
数学2B
91点
物理
86点
化学
95点
現代社会
68点

― 東京工業大学の英語で合否のカギを握ると思った設問や、問題全体に対する印象を教えてください。

東工大に入学してから気づいたのですが、英語を捨てて理系科目で合格点を取るという人が多くいます。つまり、英語で多く点を取ればかなり有利になるということです。さらに理系科目と異なり毎年難易度に差が出にくいため、勉強すれば安定して点が取れるようになります。

合否のカギを握るのは内容一致問題でしょう。紛らわしい選択肢が多く、英文を理解しても間違えてしまいます。じっくり吟味することが大事です。

例えば2015年度の問題Ⅰ-7の選択肢9は不正解ですが、接続詞”because”が”and”であれば正解となります。

私の周りではみんな英訳・和訳問題はできていたので差はつきにくいかなと思いました。

他の大学よりも文章量が多いのが東工大英語です。集中力・精読力・速読力が試されます。英文を2度読む時間はないと思ってください。しかし、日頃から英語に慣れていけば試験への抵抗はなくなります。

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― 東京工業大学の英語の解く順番・時間配分についてその順番で解く理由も含めて教えてください。

特にこだわりがなかったので大問は順番通りに解きました。

時間配分を考える時間がもったいないと思っていたのでいきなり問題に手をつけました。その結果、入試本番では大問Ⅰに時間をかけすぎて大問Ⅱがおろそかになってしまったのが残念でした。

2つの文章の量で時間を比例配分すればよかったなと思います

― 英訳・和訳・説明問題をどのように解いたかを具体的に教えてください。

英訳・和訳問題は逐語訳を心がけました。本文に忠実に訳していけば減点されにくくなると思ったからです。分からない単語が出てきても、参考にできる単語が文中に出てきていることが多いので文章を読み終わってから解きました。

例えば2015年度の問題Ⅰ-4で「人工的な」の英訳が分からなくても、下線部(4)の段落の1つ前の段落の最初の文にある”artificial”という単語が使えるのです。

説明問題も該当部分の前後を参考にすれば問題ありません。英訳・和訳問題と同じ理由で、文章を読み終わってから解きました。

― 空欄補充問題をどのように解いたかを具体的に教えてください。

先に設問を確認し、本文を読みながら空欄に文章を当てはめて意味が通るかで判断すると楽でした。初めて本文を読むときにこの方法を使うと、後の情報が入ってきていないので解きやすいです。

さらに文章を読み終わって全体の内容を把握した後に、全体の流れにふさわしいかを確認しました。

― 内容一致問題をどのように解いたかを具体的に教えてください。

毎年必ず最後の設問で出題され、選択肢の文章量に気が滅入るかもしれませんがここが頑張りどころです。

この問題は文章全体というよりも、その中の1~3文くらいを他の言葉で言い換えているだけのことが多いです。

選択肢は本文で出てくる順に並んでいます。選択肢を3つほど頭に入れながら本文を読んで照らし合わせ、判断。そしたらまた次の選択肢を読んで、の繰り返しです。

今まで過去問を解いていた印象として、最後の選択肢が答えになることが多いと思いました。最後まで気が抜けません。

― 最後に東京工業大学を目指している受験生に東京工業大学の英語で高得点をとるためにアドバイスをお願いします!

最初に設問を読み、本文を読みながら空欄補充と内容一致問題に取り掛かります。読了後に残りの問題です。

まずは大学入試に特化した英単語帳を1冊こなしてください。長文を速く読むためには単語を知っていることが必要だからです。

そのあと、速読力・精読力を鍛えるために、『速読英単語② 上級編』、『英語長文問題精講』を使って長文を読みこなしてください。時間を計ってなるべく速く読みましょう。

英訳問題はぜひ学校の英語の先生に添削してもらってください。赤本の解答を読むだけでは気づけないミスが分かります。また、高校の先生はテストの採点に慣れているので、大学の先生と似た目線で読んでくれるでしょう。

毎日英語に触れることで頭を英語に慣れさせれば点数につながるはずです。