2016年09月16日更新

『本命の試験で着実に自分の実力が出せるようにステップを踏む』東京大学理科一類志願者の受験校の決め方

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合格者のプロフィール

年度 2016年(浪人)
進学 東京大学理科一類
合格学部
  • 慶應義塾大学経済学部
  • 同志社大学理工学部
出身高校 岡山県立岡山朝日高校
センター試験
英語
188点
国語
181点
数学1A
97点
数学2B
91点
物理
100点
化学
100点
地理
74点

―合格した学部、不合格になった学部を全て教えてください。試験日程の一連の流れを教えてください。

日程 学部 試験or合否
2/4 同志社大学理工学部 試験
2/13 慶應義塾大学経済学部 試験
2/18 同志社大学理工学部 合格
2/25 慶應義塾大学経済学部 合格
2/25 東京大学理科I類 試験
2/26 東京大学理科I類 試験
3/8 大阪府立大学工学類 試験
3/10 東京大学理科I類 合格

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ー受験を終えてみて合格発表などによるこのスケジュールでの感情の動きを具体的に教えてください。

まず手始めに同志社大学を受験しました。本命はもちろん東大でしたが、浪人してることもあり、絶対にどこかには受からないといけないと思っていました。

だから、同志社に合格したときは、かなりホッとしたことを覚えています。この先の受験がどんなものになろうとも、行ける大学はあると思うと心に少し余裕ができました。

次に東大の試験を意識して、慶應義塾大学を受験しました。東大の試験並みの緊張感を体験できてとても有意義でした。しかし、手応えはあまりなくて、これは落ちたかもしれないと不安に思っていました。

実際慶応には受かっていたのですが、発表が東大入試の1日目だったので、試験に影響がでるのはマズイと思って、結果を確認したのは東大の試験が終わってからにしました。

2日目に全ての試験科目が終了し、赤門を後にして、帰りの電車の中で合否を確認しました。

結果は合格でした!慶應義塾大学は東大がもしだめだったら絶対行きたい大学だったので、電車内で大きくガッツポーズをしたことを今でも鮮明に覚えています。

東大の試験が終わって、すぐに中期で大阪府立大学を受検する予定でしたが、慶應義塾大学に合格していたこともあって、受験を断念しました。

そして最後に東大の結果発表がありました。正午ごろ、パソコンで確認するまでは心臓が飛び出るほど緊張していましたが、なんとか合格していて、涙がでるくらい嬉しかったです。

ー受験校を決めるにあたって大事にしたこと、また迷ったことを教えてください。

正直、入りたい学部が決まっていませんでした。文理問わず、様々なことに興味があったのです。だから、入学してから進学先を決められる東大はとても魅力的でした。

だから、東大に入れなかった時を考えて、他の試験では様々な学部を受けようと決めました。そこで、私立大学は情報系で同志社大学。経済で慶應義塾大学。中期は機械系で大阪府立大学。後期は医学で鳥取大学。を受けることに決めました。

こんな受け方をする人は珍しいと思いますが、僕にとっては東大に落ちても、じっくり自分の行きたいところを考えられるようにしていたので、納得しています。

しかし、みなさんは受験期の早い時期に自分の行きたい系統をしっかりと決定して欲しいです。受験生にあれこれ迷ってる暇はありませんから。

ー受験学部の過去問はそれぞれ何年分、何周行いましたか?また受験学部や受験数によって特に大変だったことを教えてください。

本命の東大は全科目25カ年を少なくとも一周しました。また、試験直前には、1日使って、ここ3、4年の問題を本番さながらタイムスケジュール通りに解いて、しっかりイメージトレーニングしていました

中期で受ける予定だった大阪府立大学は、東大の対策ができていたら、そうそう難しくないだろうと思って、東大の試験が終わったら2年分くらいの過去問を解きました。

後期で受験する予定だった鳥取大学は、面接だけだったので、東大の試験が終わったら先生に面接対策を何度か頼んだくらいでした。

最後に私立大学の対策ですが、同志社大学は数学と英語、物理で受験しましたが、全く対策しませんでした。それよりも東大の対策を進めたかったからです。

慶應義塾大学は英語、数学、小論文が課されていたので、それぞれ昨年のものを解きました。この時、英語が異常に簡単に思えて、楽勝じゃん!と思って臨んだら、本番ではかなり難しく感じて、たかが1年分だけ解いて楽観的に挑むのは愚の骨頂だったと痛感しました。(笑)

また、小論文の対策は全くできていなかったので、もっと真面目に取り組んでいれば、試験でもより良い解答が書けたのではないかと思いました。積極的に先生に添削をお願いすれば良かったと後悔しています。

―直前期に過去問の出来からどこが受かりそう、落ちそうと主観的に思っていましたか?その理由も含めて教えてください。

標準問題は完璧に解けていたので、東大以外の大学は大体受かるだろうと思っていました。

しかし、東大だけは、数学の点数の振れ幅が大きくて、受かるか落ちるかは五分五分だと思っていました。

―最終的な受験校選びは本当に難しいですが、大学受験を終えた今考えて受験校を決める際に最も大事なことを教えてください。

本命に全力で挑めるようにする事だと思います。僕は東大を受験する前に、まず一番に僕的にはさほど難しくない同志社大学を受けて試験に慣れ、次に難し目の慶應義塾大学を受けて本番並みの緊張を味わうようにしました。

このおかげで、東大の試験でもそこまで緊張せずに戦えたと思います。僕もかつてそうだったのですが、現役生の中には、本命の大学一本で受験する人もいると思います。この背水の陣の戦略はとても良いと思うのですが、合う人と合わない人がはっきり分かれるものだと思います。

肩慣らしをして本命に臨むのも立派な戦略の1つだと思います。

みなさんは、自分はどんな性格なのか、自分にとってどのような受験の戦略がいいか、今からしっかり考え、計画を十分に練って下さい。