2016年07月12日更新

『苦手な人が多い1(B)を確実に得点し差をつける』東京大学文科三類合格者の英語の解き方

東大文系2016

合格者のプロフィール

年度 2016年(現役)
進学 東京大学文科三類
合格学部
  • 併願なし
出身高校 福岡県私立久留米大学付設高等学校
センター試験
英語
189点
国語
178点
数学1A
92点
数学2B
89点
化学基礎
48点
地学基礎
44点
日本史
85点
世界史
93点

―東京大学の英語で合否の鍵を握ると思った設問について教えてください。また、大学の英語の問題全体に対する印象を教えてください。

 
私は大問1Bが合否の鍵を握る重要な問題だと考えました。記号問題は絶対に答えがある問題なので要約や英作文よりも確実に点数が確保できます。

さらに、この問題は苦手としている人、後回しにする人が多いと学校や塾で言われていたので、この問題を武器にすると他の人に差をつけれると思い、この問題に敢えて時間をかけて完答するように心がけました。

東京大学の英語の問題では「1分1点」という言葉をよく耳にしますが、私は自分の得意な形式の問題で確実に点数を取ることを意識して解いていました。ですので、得意な問題にこそ時間を割いていました。

また、東京大学の英語の問題は文量が非常に多いので、設問に関係のない部分は流し読み程度にしつつ、文脈を把握するように心がけていました。

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―東京大学の英語の解く順番・時間配分についてその順番で解く理由も含めて教えてください。

 大問1、大問2A、大問3、大問2B、大問3、大問4、大問5の順番で解きました。私はマークシートミス防止のために順番通りに解くようにしていました。

また、私は東大の英語はリスニングの前と後ろで2つに分かれるという印象を持ちました。なのでリスニングの前の問題を終わらせようとしていました。

しかし、第2問Bはどうしても力量的に間に合わせることができなかったのでリスニングの後にまわしました。時間配分は、リスニング(大問3)までに大問2Aを終わらせ、その後リスニングの設問を読みました。

具体的には、大問1Aに10分、Bに20分、大問2Aに10〜15分。そしてリスニング開始時まで、リスニングのスクリプトを読む。リスニング後、大問2Bを10〜15分、大問4を10分、大問5を20〜25分。時間が余ったら大問2の見直しを最優先にしました。

―大問1(A)をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

まず一度速読で本文の核心を捉えます。次に、スピードを落とし、要約のための肉付けとなる部分を抽出します。最後に要約の構成をまとめた後、書き上げて、見直しに1分使い、誤字脱字などのミス防止に努めました。

―大問1(B)をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

 
まず選択肢の英文の冒頭一文と末尾一文を読み、その選択肢の前後のつながりを確認します。次に、本文の空欄の前後の文を流し読みします。そして、本文を読み始める。

本文を読む際には、段落ごとの大まかな意味を、段落が読み終わるたびに空きスペースにメモを取ると内容を把握しやすくなります。本文を読む際は流し読み程度でも良いです。

しかし空欄の前文と後文はしっかりと意味をとってください。空欄補充は最初、前文との繋がりのみで判断し、選択肢が消えなかったら、選択肢の読んでない部分を読んで内容のつながりを考慮して結論を出しました。

―大問2をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

できるだけ簡単な単語を使うことをまず意識します。英作文は慎重さが命なので一文書くたびに見直しをしましょう。書き終わったら、もう一度見直しをして問題の論点と解答ずれていないかを確認しましょう。

―大問3をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

リスニング問題は2回流れるので一度聞き逃しても焦らずに音声に集中しましょう。また、リスニングが始まる前に必ず一度設問を読みましょう。それによって、心持ちが圧倒的に楽になります。

―大問4(A)をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

年によって若干傾向が変わりますが、基本的に速読即決を心がけてください。悩めば悩むほど泥沼にはまります。ここで点数を落としたくない人は、文構造を徹底的に解読しましょう。

―大問4(B)をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

下線部の難しい単語に動揺してはいけいません。文脈から内容が読み取れることが多いので前後の文を意識的に読解しましょう。また、下線部は絶対に文構造を把握し、日本語として違和感のない和訳を心がけましょう。

―大問5をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

小説なので和訳や内容説明問題は非常に難しいです。得意で無い限り、無理に時間をかける必要は無いです。それよりも、文法問題の記号問題に時間を割きましょう。また、文量が多いので速読、流し読みを常に意識しましょう。

―最後に東京大学文科三類を目指している受験生に東京大学の英語で高得点を取るためにアドバイスをお願いします!

 東大の英文は難しい単語を知っているよりも語感と速読能力さえあればなんとかなるので、類語を意識した単語勉強と「Timed Reading」などを使って英文に慣れることが大切だと思います。単語を勉強する際には英英辞典を用いるとより類語に強くなります。