2016年09月10日更新

『頭の中でシミュレーションして併願校を決める』東京大学理科二類志願者の受験校の決め方

東京大学(理科-前期日程)(2014年版 大学入試シリーズ).jpg

合格者のプロフィール

年度 2014年(現役)
進学 東京大学理科二類
合格学部
  • 早稲田大学先進理工学部
  • 慶應義塾大学薬学部
  • 東京理科大学薬学部
出身高校 埼玉県本庄東高等学校
センター試験
英語
196点
国語
145点
数学1A
100点
数学2B
97点
物理
100点
化学
100点
倫理・政経
97点

―合格した学部、不合格になった学部を全て教えてください。試験日程の一連の流れを教えてください。

日程 学部 試験or合否
2/7 東京理科大学薬学部 試験
2/12 慶應義塾大学薬学部 試験
2/14 慶應義塾大学理工学部 試験
2/16 早稲田大学先進理工学部 試験
2/21 慶應義塾大学薬学部 合格
2/24 東京理科大学薬学部 合格
2/24 慶應義塾大学理工学部 不合格
2/25 東京大学理科二類 試験
2/26 東京大学理科二類 試験
2/26 早稲田大学理工学部 合格
3/10 東京大学理科二類 合格

―受験を終えてみて合格発表などによるこのスケジュールでの感情の動きを具体的に教えてください。

一般入試の第一発目で受験した理科大はセンター利用入試でも出願しており自己採点結果からほぼ合格していることが分かっていたので、それほど緊張することなくスタートを切ることが出来ました。

その後は1日置きに試験が続き緊張している暇もありませんでした。私大の本命が慶應の薬学部だったこともあり、慶應の理工学部では対策にあまり手が回らないまま本番を迎えてしまいました。

試験は全く手ごたえないまま終わり落ちたと確信しました。しかし対策が不十分だったことは分かっていたので、それほど落ち込みませんでしたね。

帰りの電車の中ではすでに気持ちを切り替えて2日後の早稲田の勉強を始めていました。

早稲田の試験が終わって慶應の薬学部の結果が出るまでの四日間が一番つらい時期でした。

というのも、私大の試験は全て終わったにも関わらず一般入試の結果がまだ何も分かっていない状況で、もしどこも受かっていなかったらどうしようと不安で不安で仕方なかったからです

また、私は国立大学を志望していたため、私大を目指す受験生が続々と受験を終えていく中で最後まで勉強しなければならず孤独に感じました。

―受験校を決めるにあたって大事にしたこと、また迷ったことを教えてください。

国立大学は、前期は東京大学、後期は北海道大学に出願しました。

前期は東京大学と九州大学とでかなり迷いましたね。ずっと目指してきたのは東大でしたが秋の模試で大失敗してE判定を取ってしまったこともあり、自信はありませんでした。

出願締め切りギリギリまで悩んでいたのですが、学校の先生や両親の後押しもあり思い切って東大を受験することに決めました。

浪人するつもりはなかったので、国立大学が不合格だった時のすべり止めとして私立大学は一般入試で4つ、センター利用入試で1つ受験しました。

当初、慶應の理工学部は受験校に考えていませんでした。しかし、理科大と慶應の薬学部では物理を使わないため、他に演習の場が欲しくて受験することにしました。

結局、慶應の理工学部は不合格でしたが、今思えば東大入試の前に失敗を経験しておいてよかったと思います。

慶應の入試の際は大問1からつまづき、焦ってミスを連発してしまいました。そのため、東大の入試ではすぐに解法が浮かばなくても焦らずに一問一問丁寧に解くことを意識しました。

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―受験学部の過去問はそれぞれ何年分、何周行いましたか?また受験学部や受験数によって特に大変だったことを教えてください。

私大はそれぞれ、赤本を買って掲載されている年度分を一周解きました。慶應と早稲田は6年、理科大は5年分ですね。

東大の方は、赤本に掲載されていた7年分の過去問に加え、英語と数学は25カ年の問題集を買って年度の近いものや苦手な設問を優先して4、5年分解きました。

大変だったことは受験校・学部によって問題の形式が異なることです。理科大と慶應の薬学部ではマークシート形式の問題が多い一方、早稲田や東大は全部記述形式でした。

センター試験後、最初に受験する理科大の対策をしながら二次試験に向けて少しずつ記述の対策も始めていったのですが、どのくらいの比重で勉強したらいいのか分からず苦戦しました。

―直前期に過去問の出来からどこが受かりそう、落ちそうと主観的に思っていましたか?その理由も含めて教えてください。

一番自信があったのは理科大でした。過去問でも8割程度は得点できそうだったので、当日失敗しなければ恐らく大丈夫だと思っていました。

一方で、東大は全く自信がありませんでした。特に数学が苦手で1完も出来ない年もありました。もともと、大学別模試でもA判定を取ったことがなかったので、なおさら自信を持つことが出来ませんでした。

―最終的な受験校選びは本当に難しいですが、大学受験を終えた今考えて受験校を決める際に最も大事なことを教えてください。

一番大切なことは、実際に頭の中でシミュレーションしながら併願校を決めることです。

併願校が多すぎると時間的にも体力的にも負担になってしまうし、かと言って少なすぎても本命校を受験する際に不安が残ってしまいます。

例えば、3日連続で試験が続いた場合にその対策はいつやるのか、すべり止めの私立で失敗した場合どんな気持ちで国立二次試験に臨むのか、また、国立の合否が出るまで私大の入学手続きはどうするのか等、考えられるあらゆる場面を考えておきましょう。

受験校選びにはこれが正解というものは存在しません。だからこそ、自分に合った受験プランをじっくり考えてみてください。