2016年07月19日更新

『学校の先生を徹底的に活用』 東京大学文科二類合格者の高3の世界史の授業の受け方

世界史B 文部科学省検定済教科書 東京書籍.jpg

合格者のプロフィール

年度 2016年(現役)
進学 東京大学文科二類
出身高校 駒場東邦高等学校
センター試験
英語
185点
国語
180点
数学1A
91点
数学2B
90点
生物基礎
38点
地学基礎
50点
日本史
100点
世界史
100点

―高3の世界史の授業(演習を含む)で扱った教材を全て教えてください。

私の学校では教科書『世界史B(東京書籍)』を中心に用い、副教材に『最新世界史図説 タペストリー(帝国書院)』を使用していました。

世界史の教科書では山川出版の『詳細世界史B』も有名ですが、『世界史B』の方が論述向きの文章が多いほか文化史の説明が詳しく載っているという印象を受けます。

二次試験に論述が出題される東大などの大学を志望する人には『世界史B』の方が向いているといわれます。

『最新世界史図説 タペストリー』は地図や年表などの資料が豊富で、世界史の多面的な理解が深まるスグレモノです。眺めているだけでも楽しいので、勉強に疲れた時に開いてみるのもいいかもしれません。

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―高3の世界史の授業の「予習の仕方」について具体的に教えてください。

世界史は聞いたことのない国名や人名がどんどん出てくるので、予習なしに授業に臨むとパンクしてしまうと思います。

私は授業前に必ず翌日の内容の予習と以前に習った範囲で授業に関係ある部分の歴史の復習を行いました

予習は内容を暗記するような本格的なものではなく、教科書の文章を流し読みする程度で十分です。授業中に「そういえばそんなことが書いてあったなあ」くらいに感じるだけでも、内容が意外と頭に残っているはずです。

―高3の世界史の「授業の受け方」で意識していたことを具体的に教えてください。

細かい固有名詞の暗記は定期試験前にまわし、授業中は歴史の大まかな流れをつかむことを意識していました。

また、板書を写すのに気を取られて説明を聞き逃すことがないように、ノートは本当に大切だと思うところだけを写すといいでしょう。授業中に先生が時間をとって説明しているところは大事な内容が多かったです。

―高3の世界史の授業の「復習の仕方」について具体的に教えてください。

復習は予習の際に少しやるほかは、暗記を定期試験前にし回していました。

しっかりと予習してから授業を受けていれば、その日のうちに復習したりしなくても大丈夫でしょう。

どの程度の知識まで覚えるかは、志望校の試験内容次第です。私大の入試では注釈に書いてある固有名詞まで要求してくることもあるので定期試験勉強のついでに覚えてしまいましょう。

定期試験勉強の時には、授業で触れなかった部分もきちんと読むようにしました。

授業だけで教科書すべての内容をカバーすることは難しいですが、受験本番では授業でやっていないところも出る可能性は十分あります。

定期試験に出ないからと言って、未習の部分が残ってしまわないようにしましょう。

―高3の世界史の授業は志望校の世界史に役立ったと思いますか?その理由も含めて教えてください。

学校の先生は今までの経験から受験に出やすいところや受験のコツを教えてくれたほか、教科書には書いてない世界史の豆知識や裏話を話してくれました。

それらの知識は受験に直接出題されることはありませんが、世界史に対する興味が上がり、勉強のモチベーションがあがったと思います。これは一人で勉強しているだけでは得られない利点でしょう。

また授業に出ておけば、先生に質問や論述の添削を頼みやすくなります。私の受験した学校は論述が多く出題されるため、プロの目による論述の添削は非常に勉強になりました。

大人数を相手にしている予備校教師に比べ、学校の先生は親身になって話を聞いてくれるはずです。

―大学受験を終えてみて世界史の授業をより効果的に活用するにはどうすれば良いと思いますか?そ の理由も含めて教えてください。

先ほども書きましたが、質問や添削などで先生を活用することです

正直なところ授業でやる内容は教科書通りなので、独学で勉強することも可能ですが、やはり独学と授業の違いは先生の存在の有無です。

わからないことがあったら遠慮せずにどんどん先生の所へ行きましょう。

―最後に受験生に学校の世界史の授業に関するアドバイスをお願いします!

受験が近づくにつれて学校の授業に来なくなる人も多くなってくると思います。そうなると授業にでていることに不安を覚えるかもしれません。

しかし、世界史に限らず学校に来て授業をうけることは上記のように利点も多いですし、同級生と話すことでストレスを発散することもできます。

一番よくないのは授業に出たり出なかったりすることです

授業の内容は毎回つながっているので、出ない時があるとかえって分からなくなってしまうでしょう。

独学と学校の授業にはそれぞれ長所があるので、それを考えたうえでどちらにするのか決め、一度決めたら最後までそのやり方を貫きましょう。

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