2016年09月12日更新

『知識ゼロからセンター6割を目指して』 東京大学理科一類合格者の「倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本」の使い方

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合格者のプロフィール

年度 2015年(現役)
進学 東京大学理科一類
合格学部
  • 防衛医科大学校医学部
  • 東京理科大学理学部
  • 慶應義塾大学理工学部
  • 早稲田大学先進理工学部
出身高校 神奈川県私立桐蔭学園中等教育学校
センター試験
英語
198点
国語
171点
数学ⅠA
100点
数学ⅡB
97点
物理
96点
化学
96点
倫理・政経
60点

―『倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本』を使い始めた時期と、この参考書を使い始めた理由を教えてください。

この参考書を使い始めたのは高3の11月の終わり、センター試験まで1ヶ月半を切ったところです。

センター試験まで1ヶ月半しかないというのに、倫政は全くの手つかず状態。これは計画的・戦略的にそうしたのではなく、大嫌いな暗記・社会科目からただただ逃げてきただけです。しかし教室にセンターまでのカウントダウンが掲示され始め、そろそろ勉強を始めなければまずいと思いました。

そして急いで書店に向かい、参考書コーナーで初級者向けの倫政の参考書を探して見つけたのがこれです。表紙には「0からはじめて100までねらえる」とあり、「この本の3大特徴」として:

  1. 知っておかなければならない基本事項をとことん網羅
  2. それだけでなくセンターで高得点をねらうために身につけるべきポイントや実践的内容をカバー
  3. 最新の出題傾向を踏まえた選りすぐりの実践問題を多数掲載

と書かれています。

この時期まで手つかずのまま放置していた分ほかの科目は国語を除いて9割5分はほぼ確実に取れるように仕上げていました。英語のリスニングと筆記を200点に換算した総合(900点満点)で800点以上を目指していたので、国語と倫政を合わせて220~240点ほどが目標でした。

国語は安定して160点以上を取れるように勉強していましたから、倫政は60点以上取ればいい。

ということで「0からはじめて100まで」ねらうために必要な箇所をできるかぎり省き、この本の3大特徴1番目の「基本事項」をしっかりおさえれば1ヶ月半でも目標を達成できるだろうと思って購入を決意しました。

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―『倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本』の使い方とその理由を具体的に教えてください。

わずか90日で高校3年間かけてじっくりゆっくり勉強する内容を見ていくわけですから、最初から最後まで一字一句読む時間はありません。

そこで先ほどの3大特徴1番目です。重要な基本事項とおさえるべき事柄は、各セクションごとに「ポイント」とまとめられています。複雑なものは表などにまとめられています。ここに書いてあることをまず最初に見て、特に大事なことを把握した上で説明を読んでいました。

関係のないところは飛ばし大事なところはしっかり読んで思想や用語をひとこと、ふたことで説明できるようにします。

倫政の用語はどれも小難しいものばかりで、参考書の説明もところどころ難し目の言葉になっているので、これらを自分が考えられる最も簡単な言葉に置き換えるのです。

例えば、経験論の祖として知られるベーコンが唱えた4つの「イドラ」(種族のイドラ、洞窟のイドラ、市場のイドラ、劇場のイドラ)については、それぞれ「五感、感覚に縛られる」、「自分の中の常識にとらわれる」、「現代文によく出るような言葉による考えの偏り的な」、「教科書や先生の言葉をうのみにする」のようにしていました。

3番目なんて他人から見たらよくわからないと思いますが、自分にとってわかりやすければそれでいいです。当時私は現代文の勉強中によく「人種間の考えの違いは言語によるところがある」みたいな文章を目にしていて、このようにメモをしておけばすぐに連想できましたから。

思想などで、自分の言葉でわかりやすく説明するのが困難なものは図や具体例を書き、具体例も思いつかず図にしてもよくわからないものに関しては「単純に暗記するもの」と割り切って単純暗記マークをつけていました。

こうしていたるところにコメントや図を書き込んだり、思想について理解しようとするときには現代文の読解のように指示語や接続詞、対比関係にあるものなどに印をつけたりと、私の参考書は書き込みだらけです。

書き込むことで過去問演習の際にわけが分からなくなっても重要な部分にすぐ目がいき、いちいち説明全体を読まなくてよくなるだろうと思っての使用法です。

―『倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本』がどのように役立ったかを具体的に教えてください。

模試では選択肢を完全ランダムに選んだ場合の期待値通りの点数しか取れませんでしたが、この参考書で勉強した甲斐あって本番では目標の60点を取ることができました。

特に役に立ったのが、はじめに言った3大特徴の3番目にある実践問題です。これもポイントと同じように各セクションの終わりにあり、定着確認ができます。しかもこれと似たような問題が過去問や各予備校の予想問題集、本番にも出題されていました

ねらい通り基本事項はばっちりおさえられたほか、過去問演習の自己採点の際に辞書として使えたのもよかったです。

―『倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本』を使うべき人とそうでない人を理由も含めて教えてください。

実は本番こそ60点でしたが、事前に解いた予想問題集では70~80点をコンスタントに取れており、最高得点は85点ほどでした。

自慢とか強がりとか見栄っ張りとかではなく、言いたいのは「この参考書をちゃんと隅々まで勉強すれば100点も取れる(と思う)」ということです。

1ヶ月半という短い期間で他の科目もこなしつつ省けるところはなるべく省いてこれくらいの実力がついたので、もっと時間に余裕をもって勉強すればより高い得点を目指せると思います。

ですからセンター試験で高得点を目指している人すべてにオススメです。

ただあくまでセンター試験での話です。国立大学の2次試験や私立大学の試験で倫政を使う人はおそらくもっと細かいマニアックな問題にも対応しなければいけないでしょうから、この参考書だけでは不十分かもしれません。

他にも、授業をちゃんと受け予習復習も毎回しっかり行っていて、すでに模試等で8~9割以上得点できている人には不要だと思いますし、高得点は必要ないという人にはもっと簡単な参考書があると思います。

改めて言うと、センターで高得点が欲しいけどまだ勉強があまり進んでいない人は使うべきでしょう。

―最後に大学受験を終えて『倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本』をより効果的に使うにはどうすればよいかについてアドバイスをお願いします!

私の友達はこの参考書全ページをバラバラに切り離し穴を開け、ほどよいサイズのリングファイルに通して管理していました。

これのすごくいいと思ったのが、ルーズリーフに表やコメントを書き込んで該当する見開きの間に挟んだらすごくきれいで見やすくなる上にメモがいくら増えても大丈夫だという点です。

各ページを切り離し穴を開けるという作業に時間がかかったり、参考書を無慈悲に解体するのが躊躇われたりするかもしれませんが、家族の方などに手伝ってもらってやってみてはいかがでしょうか。

倫政の勉強は理系の人には大変だと思いますが私のように後回しにせず、この参考書等を使って早めに勉強をスタートしましょう。