2016年06月15日更新

『単純かつ論理的な英作文を書く』早稲田大学法学部合格者の英語の解き方

早稲田法学部2016

 

合格者のプロフィール

年度 2016年(一浪)
進学 早稲田大学法学部
合格学部
  • 早稲田大学社会科学部
  • 早稲田大学商学部
  • 早稲田大学文学部
  • 早稲田大学教育学部
  • 明治大学法学部
出身高校 群馬県立高崎高等学校
センター試験
英語
191点
国語
170点
日本史
97点

ー早稲田大学法学部の英語で合否のカギを握ると思った設問や、問題全体に対する印象を教えてください。

自由英作文です。全体の問題数から考えて、自由英作文だけで全体の1/4ほどの配点はあると思います。いかに素早く、正しい文章を書けるかが合格へのカギだと思いました。

問題全体では長文読解が中心で、以下の4点が特徴だと感じました。

  • 本文が1000語以上あり、センター試験の第4問A, Bを合わせたくらいの語数である。
  • 語彙のレベルがとても高い。単語が難しいと言われる早稲田の中でもさらに難しい単語が出てくる。
  • 設問は本文の内容合致が中心。しかし、解答根拠が本文の至る所に散らばっているため、「筆者の主張を捉える」というやり方だけでは点にならない。
  • 内容合致で聞かれる部分が順番どおりでないため、段落ごとに設問に当たることが困難。

    私は法、商、文、文化構想、社会科学、教育と6つの学部を受験しましたが、法学部の英語が一番難しいと感じました。90分で2題の長文読解と自由英作をこなすのは至難の業です。以下、具体的な対策法を説明していきます。

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    ー早稲田大学・法学部の英語の解く順番・時間配分についてその順番で解く理由も含めて教えてください。

    時間配分と解く順番は、

    1.自由英作に10~15分
    2.文法、語法、条件英作すべてまとめて15分
    3.長文読解に1題30分、2題併せて60分

    という風にしました。時間が余った場合は自由英作文の見直しをすると決めていましたが、結局見直す余裕はありませんでした。

    自由英作は最後の大問なのですが、最後に解くと

  • 終了時間が差し迫っているために、焦って文法・語法上のミスを起こしやすい
  • 書いている途中で終了時間になってしまったら0点になる

    というデメリットを感じたので、最初に落ち着いて解くようにしました。残した問題のない状態で長文読解に取り組みたかったので、読解は最後に残しておきました。

    ー設問Ⅶをどのように解いていたかを具体的に教えてください。

    自由英作文は「高度な表現を使って高度な内容の文を作る」より「平易な表現を使って平易な文を作る」ことが大切です。高度な文、具体的な文を書こうとすればするほど、ペンが走らなくなってしまいます。

    大学側は難しい内容の文を求めていません。わかりやすく、論理的にまとまった文を書くことが高得点に繋がります。

    法学部の自由英作文は、賛成反対の立場から意見を述べていく論説文の形式で出題されます。最初から賛成/反対の立場を決めてしまうのではなく、思いついたアイデアをひたすら書き出して文を書きやすい方の立場で書く、というスタンスで行くといいと思います。

    あくまで「正しい文」を書くことが大切なのであって、「個人の意見」を書く必要はないのです。

    ー設問Ⅲ~Ⅵをどのように解いていたかを具体的に教えてください。

    文法・語法、条件英作文の部分は毎年形式が安定しないため、特別な対策は不要です。なので、基本的な文法・語法の力を身に付け柔軟に対応するしかありません。

    ここで大事なのは、「悩まない」という事です。

    解ける問題は落とさず、無理だと悟った瞬間に次に移る。長文と自由英作が肝である法学部では、ここでの失点はさほどの痛手にはなりません。切るべき問いは勇気をもって切り捨てましょう。

    ー設問Ⅰ,Ⅱをどのように解いていたかを具体的に教えてください。

    まず、語義選択や発音・アクセントなど、その場で解けるものは解いてしまいましょう。それから内容合致の選択肢を見ていきます。

    内容合致において、2016年のⅡ(2)のような、多くの選択肢から正しいもの/誤っているものを選ぶ問いでは、本文→選択肢の順で行くと本文の内容を忘れてしまいます。

    なので、先に選択肢に目を通しておきました。また選択肢に出てきた固有名詞・数字などにはチェックを付けておき、本文を読んでいてチェックしたものが出てきたら解答していきました。

    Ⅰ(1)のパラグラフまとめや、(2)のリード文付きの内容合致、本文要約のような問はリード文のみ目を通し、本文のどこを解答根拠とすべきかを頭に入れておきます。

    Ⅲ~Ⅵ同様、Ⅰ, Ⅱでも設問形式は変わりやすいので、決めてかからずに注意して設問を読んでください。私自身、Ⅱ(2)の”CORRECT”の部分を”NOT correct”と勘違いし、4問すべて誤答してしまったので、そういったミスにはくれぐれも気を付けてください。

    ー最後に早稲田大学・法学部を目指している受験生に早稲田大学・法学部の英語で高得点をとるためにアドバイスをお願いします!

  • 超長文を息切れせずに読み切る体力
  • 自由英作文でいかに簡単な文を作れるか

    この2点で法学部の合格は決まるといっても過言ではありません。

    前者は、1月ごろから始める過去問演習で鍛えていくといいと思います。それまでは、あまり無理をせず着実に読解力をつけていきましょう。論理展開や、文のメリハリを意識して読むといいと思います。

    後者は、早いうちから対策をしておいたほうがいいと思います。

    英語を読むことと書くことは全くと言っていいほど違います。見れば理解できる単語でも、自分で文字に起こそうとすると出てこないことはよくありますよね。10月ごろまでは和文英訳などの参考書の例文を写しましょう。丸写しでいいので、まずは英文を書く事に慣れましょう。

    10月以降は、徐々に自分で文章を作っていきます。法学部だけでなく、政治経済学部や多くの国公立大で自由英作文の問題があります。そのテーマを使い、文字数は法学部の仕様に合わせて練習するといいです。

    また英作文でいちばん大切なのは先生に添削してもらうことです。自分だけでは文法、表現上のミスに気付きにくいからです。他人の目を通して、添削してもらいましょう。

    恥ずかしがって誰にも見せないのではいつまでも作文力は上がりません。私も初めて先生に添削をお願いしたときはノートが真っ赤になるほど直されました。

    ですが、添削を重ねるうちに直されることも少なくなりました。先生も上手い英作を見せに来るとは思っていないでしょう。勇気を出して添削をお願いしましょう。

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