2017年04月29日更新

『オススメの英単語帳』を買おうとしている受験生は、選び方よりも使い方を意識しなければ偏差値は上がらない

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英語力はどの単語帳を使うかではなく、どう使うかによって決まる

ネットで「英単語帳」と検索すると、本当にたくさんのページでオススメの英単語帳を紹介してくれています。

そうやって検索する高校生の皆さんは、おそらく次に使用する英単語帳を決めかねて評判の良い英単語帳を見つけるために検索しているんだと思いますが、そうやって検索している高校生は、大事なことが2つ見えていない。と個人的に思っています。

1つ目に、ネットでそうやって検索することによって、本当により良い英単語帳が見つかるのか、という点。

正直参考になる参考書レビューというのは、実際にその単語帳を使用して大学受験に挑んだ、しかもそう年の離れていない大学生の意見に限られるのではないでしょうか。

しかしそうなった時、実際に使用する単語帳の数というのは、どんなに多くても4,5冊。だとしたら、その4,5冊の話しかできないはずです。

逆に何冊も何冊も英単語帳を紹介しているページは、実際に使ったわけではない可能性が高いということ。さも実際に使ったことがあるかのような言い回しをしている参考書レビューは特に注意してください。

そして2つ目に見落としているのが、こっちはもっと本質的な話になりますが、最終的にどの単語帳を使ったかによって、あなたの第一志望の合否が変わるのか?という点をまったく考えていない点です。

例えばシス単BASICを使うか速読英単語上級編を使うかで変わることはあるかもしれないですね。でもターゲット1900を使うか速読英単語上級編を使うかで合否が左右されるわけがない。つまりある程度レベルがあってるものを使っていれば、あとは「その単語帳をどのように使って英単語を暗記するか」の方が重要である、ということです。

この記事では単語帳の紹介をしていますが、すべて英単語帳の説明部分などに書かれている客観的な情報にフォーカスしています。実際に使った人の体験は、参考書レビューの記事で確認してみてください。

すべての単語帳において共通する暗記効率を最大化する英単語帳の使い方

英単語、いや大学受験に限らず、成績を上げるために最も効率的な考え方は「できないものをできるようにすること」であることは真だと言って問題ないです。英単語のような暗記に限定して言えば、「覚えていないものを覚えること」

ですので確かに一回覚えたのに忘れてしまった。ということは日々何回も経験があると思いますが、それよりもまだ1回も覚えられていない重要単語を覚える方が、より効率的に単語テストの点数を上げることに繋がるわけです。

そこでぜひ実践していただきたいのが、単語帳で見たその単語を完全に覚えていたら◎、時間がかかったが思い出せたものには◯、スペルミスなどちょっとした勘違いがあったら△、全く覚えていなかったら×、のように印をつけるということ

一回一回印を記入していくのは面倒に感じるかもしれませんが、例えば12月1月のセンター直前期、いざ限られた時間の中で単語を復習したいとなったときに、△×だけ復習するとか、圧倒的に効率よく復習することができるわけです

この単語帳の使い方を最も効率の良い単語暗記法として、以下書き進めていきます。

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英単語帳を使った単語暗記はいつからスタートすべきなのか

高校に入学してすぐは単語帳を買わずに学校の教科書に出てきた単語を覚えている人も中にはいると思います。そういった人たちは受験勉強を本格的にスタートしてから単語帳を買うつもりかもしれませんが、それでは絶対に遅いです

結論からいってしまうと英単語帳を使った単語暗記はとにかく早くスタートすべきなんですね

なぜか。教科書に出てきた英単語を覚える人は、多くの場合学校の定期試験の直前にその単語をちゃんと暗記しようとします。しかしそれだと定期試験が終わった直後にほとんど忘れてしまっているはずです。

だから特に高校1年生など受験まで時間があるときは英単語帳に◯×△など印をつけておき、自分がその単語を覚えたという痕跡を残しておくことが重要なんです。

ですので今英単語帳をまだ持っていない人はすぐに購入してください。早くて損することはまずないです。

英語の偏差値を上げるために英単語帳を使った単語暗記よりも重要なこと

最後に重要なことを言いますが、英語の偏差値をあげたいと考える受験生がまずやることは英単語暗記です。

それはもちろん英語の勉強の中で一番根底にある基本的な力であるから、という理由もありますが、それだけではありません。英単語暗記というのは他の勉強に比べて楽なんです

例えば数学だったら解説を読んでもわからず、集中力が途切れてしまった。英語長文を読んでいたら途中で全く話題がわからなくなり、飽きてしまった。ということは日常茶飯事ですよね?

それに対して単語暗記は根性さえあればずっと続けることができます。

つまり英単語だけたくさん知っていても、大学受験では強みにすることは難しいということ

では特に英語では何で差がつくかというと、ほとんどの入試問題で配点の7割以上を占めている英語長文の読解力です。だからセンター英語が読める程度英単語を覚えられたら、単語帳ばかりやるのではなく積極的に英語長文対策を開始してください。でないと模試の英語の偏差値を伸ばすことは極めて難しいということを知っておくことが重要だと思いますよ。

おすすめ単語帳と使用法ポイント

掲載単語・熟語数と単語以外の情報量(例文や問題など)に着目して有名な英単語帳を分析しました。

英単語帳選びの参考にしていただければと思います。

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各英単語帳の細かい説明をしていきます。

ターゲット

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

単語帳でいうとターゲット1900とターゲット1600の2つのレベルが出版されています。ターゲットシリーズの最大の特徴は出る順に並んでいることですね、やっぱり。速読英単語などは長文に出てきた単語から掲載していくため、頻出の重要単語が最後のページに出てくる、なんて可能性もある一方、ターゲットなら速攻で勉強の効果が出せると思います。

レイアウトは左側のページに英単語と日本語の意味、単語によっては簡単なイディオムも書かれています。そして右側のページには例文が載っている、という構成ですね。

ターゲットは基本的に英単語の一番重要な意味が赤い太字で書かれており、1対1対応のものが多いので、初めて見る単語については他の単語帳を使って覚えるよりもかなり覚えやすいと思います。

その分、ターゲットに太字で書かれている意味だけでは足りない可能性もあるということを覚えておいてください。つまり、 1周目は太字の意味だけ覚えるのでいいですが、2周目3周目をやるときには細かい意味の方も覚えていった方がいいということです

システム英単語

システム英単語 (駿台受験シリーズ)

『システム英単語』と『システム英単語Basic』が出版されています。システム英単語は2000単語+180の多義語、システム英単語Basicは1500単語+180の多義語を掲載。

最大の特徴は「MINIMAL PHRASES」ですね。一般的な英単語帳は例文が掲載されていますが、このシステム英単語はその例文では密度が低いと考え、本当に最小限のフレーズを覚えることによって効率よく英単語を覚えていくことを目的としています

本当に短いものでは例えば「household goods(=家庭用品)」など。

また書く単語ごとに「発音?」「同?」など、何を注意して覚えなければいけないのかも書かれているのが特徴と言えます

DUO 3.0

DUO 3.0

560本の基本例文とそれに対応する重要単語1600語と熟語1000個が掲載されています。

短い例文がまず挙げられ、その例文1つに対し3~10個くらいの単語と熟語が対応しています。例文を覚えることによっていくつかの単語・熟語を自ずと覚えられるのが魅力かと

対応偏差値は58~65となっているので、大学でいうとGMARCHは確実にカバーできるが、東大早慶だとやや足りないという具合ですね

1対1対応で覚えるターゲット、長文と覚える速読英単語と並んで代表的な英単語帳の形式だと思います。

DataBase

データベース4500完成英単語・熟語

DateBase1700、DateBase3000、DateBase4500、DateBase5500の4種類があります。

まず大事なことですが、1700とか4500といった数字は、掲載されている単語・熟語数とは関係ないので注意してください

単語・熟語の掲載数はDB1700が860単語300熟語、DB3000が1500単語300熟語、DB4500が1600単語350熟語、DB5500が1440単語320熟語担っています。

また対象としている受験生の基準として、DB1700は「英語学習に絶対欠かせない」、DB3000は「英語学習の土台となる」、DB4500が「高度な英文を読みこなすのに必要」、DB5500が「最新のテーマに関する専門用語を含む」というキャッチフレーズがついています。

まあ大体のレベルとしては、DB4500までで早慶に対応、DB5500は東大京大レベルといった感じでしょうか。

特徴としては大きく3つ。1つ目が「動物に関する語」「ダメージに関する語」などのように同じテーマの単語をセットにしている点。2つ目がLEVELごとに章末に出てきた単語が多く掲載されている長文と選択問題形式の文法問題(実際の入試問題)があることです。

センター英語第2問とかで文法は取れるが語彙問題が苦手な人にはうってつけですね。1つ1つの単語については、ターゲットのようになるべく1対1対応になるように和訳が選択されています。

またCDもついているので音で覚えたい人にも嬉しいと思います。

ユメタン

CD付 夢をかなえる英単語 新ユメタン2 難関大学合格必須レベル (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)

有名な灘中学・高等学校の木村達哉先生、通称キムタツ監修・執筆の単語帳です。

ユメタン①とユメタン②の2つのレベルが出版されており、掲載単語数は1000語、1つの単語に対して2文ずつ例文が対応しています。

この単語帳の最大の特徴は、キムタツさんがこの単語帳の使い方・勉強法までしっかりとレクチャーしてくれているところです

冒頭に書かれている学習法を要約すると、1つに付き100語から成る10個のUNITがあり、1週間で1つのUNIT、つまり1週間で100語を覚えていくペースで構成されています。このペースで行くと、1周するのに10週間=2ヶ月ちょっとで終わるということになりますね。

1周と言いましたが、厳密にいうと7日間で100語を見るのではなく、1日100語x7日間見るといった具合なので、実際には7周分みた計算になります

単語の掲載数は多くないですが、確実に暗記していけるのが強みですね。

他の特徴としては英単語ごとにわかりにくい発音をカタカナで、例えばaislだったら「アイL」といった風に書いてくれているので、センター英語の発音アクセントのことを考えても親切だと思います。

また1つの例文にいくつかの単語・熟語を関連させるのが一般的な英単語帳界において逆に1つの単語に2つの例文を載せてあるのも、確実な暗記に繋がる要因。

単語王2202

単語王2202

単語王2202の売りは一言でいうと、「カバー率とカリキュラム」です。まず掲載単語数2202はかなり多いですし、それ以外にも入試に出てくる「教養」英語など、出題ランキングに漏れた重要単語まで掲載しているのが強みですね。

またこの単語帳のいいところは1つの単語について入試問題で出てくる形をイメージして、柔軟に解説しているところです。例えばdeclineであれば「断る」という意味がありますが、同じような意味のrefuseやrejectとの違いを解説、victoryであれば形容詞としてvictorious、同義語としてtriumphとwin、conquest、反義語としてdefeatを挙げています。

1回3分x11回=33語/日、9週間で全て覚えられると、実現可能かどうかはおいておいてカリキュラムがしっかりしているのもやりやすいと思います

東大志望者であろうと全て覚える必要はないと思いますが、長文問題解いている時に辞書式に使えていいと思います。

速読英単語

速読英単語1必修編[改訂第6版]

速読英単語の最大の特徴は言うまでもなく長文です。長文は大学入試の過去問から選ばれているので自分の志望校に合わせて必修編・難関編を選択できます。

文章中に出てきた単語だけでなく関連した単語も掲載されているので、網羅性も低いということはないです。ただ形式が対照的なターゲットシリーズに比べると単語帳の勉強を始めてからの即効性は劣っているかと。

+2000円くらい払うとCD付きのものもあるので、単語を文章中で覚えたいとか長文読解・リスニングの勉強を兼ねてやりたい人にはこの速読英単語が最適だと思います

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