2017年03月22日更新

東京大学理科一・二・三類の入試科目・配点・偏差値・倍率・足切り点・合格最低点と合格のための目標点設定

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東京大学に合格を目指すうえでの第一歩は各教科の目標点設定

東大合格を目指そうと決意した人が、より東大合格を現実的にするために考えることになるのが目標得点の設定です

東大受験においては単純に自分の得意不得意だけで決められるほど簡単な話ではなく、試験問題自体のレベルや他の受験生の得点傾向、センター試験との兼ね合いといったいくつかの要素を考慮したうえで目標点を設定しないと「途中まではうまくいってたのに最後伸びなかった」とかいった問題が生じてしまいます

入試科目や配点、各科類の倍率を確認したうえで、東大合格に向けた目標点の立て方を確認します。

東京大学理科一・二・三類の入試科目・配点

センター試験 5教科7科目(110点満点)
【国語】国語(200)
【数学】数IA必須,数IIB・簿記*・情報*から1,計2科目(200)
【理科】物・化・生・地学から2(200)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1(200)
《地歴》世B・日B・地理Bから選択(100)
《公民》「倫理・政経」(100)
 ※理科は,基礎科目の選択不可
●選択→地歴・公民から1
個別学力試験 4教科(440点満点)
【国語】国語総合・国語表現(80)
【数学】数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)・数III(120)
【理科】「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」・「地学基・地学」から2(120)
【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III(独・仏・中の選択可)[音声テストを課す](120)
備考 募集は前期のみ。
セ試…900点満点を110点満点に換算。

入試科目と配点は、理科一・二・三類すべてで共通です。この配点から言えることは「センターよりも二次試験の結果の方が圧倒的に合否に響く」ということであり、センター試験の1点は、全体の0.122点にしかなりません。

しかし同時に知っておかなければいけないのが、東大の合否はコンマ数点で不合格になる受験生が少なくない厳しい戦いだということ。次に各科類の偏差値をみていきましょう。

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東京大学理科一・二・三類の偏差値

河合塾とベネッセによる理科一・二・三類の偏差値を見ると、以下のようになっています。

科類 河合塾 ベネッセ
理科一類 67.5 78
理科二類 67.5 78
理科三類 72.5 81

これだけ見てもわかりくいと思うので、東大受験生が他に考える受験校に絞って他大の偏差値(ベネッセ)も表示すると、以下のようになります。

偏差値 大学学部名
81 東京大(理科三類)
80 京都大(医-医)
79 大阪大(医-医)
78 東京大(理科一類)東京大(理科二類)
77
76 東京医科歯科大(医-医)名古屋大(医-医)
75
74 北海道大(医-医)東北大(医-医)筑波大(医学群-医学類)千葉大(医-医)神戸大(医-医)岡山大(医-医)九州大(医-医)京都府立医科大(医-医)大阪市立大(医-医)
73 北海道大(獣医)群馬大(医-医)新潟大(医-医)富山大(医-医)金沢大(医薬保健学域-医学類)信州大(医-医)岐阜大(医-医)浜松医科大(医-医)三重大(医-医)滋賀医科大(医-医)京都大(経済-経済経営)京都大(教育-教育科)京都大(総合人間-総合人間)京都大(理)京都大(工)京都大(薬)鳥取大(医-医)広島大(医-医)山口大(医-医)愛媛大(医-医)長崎大(医-医)熊本大(医-医)鹿児島大(医-医)札幌医科大(医-医)横浜市立大(医-医)名古屋市立大(医-医)奈良県立医科大(医-医)和歌山県立医科大(医-医)
72 弘前大(医-医)秋田大(医-医)山形大(医-医)東京工業大(第1類)東京工業大(第4類)福井大(医-医)京都大(農)大阪大(薬)島根大(医-医)徳島大(医-医)大分大(医-医)宮崎大(医-医)
71
70 旭川医科大(医-医)東京工業大(第3類)東京工業大(第5類)東京工業大(第6類)香川大(医-医)高知大(医-医)九州大(薬)佐賀大(医-医)琉球大(医-医)福島県立医科大(医-医)

「東大は日本一」と漠然と考えていた人が多いと思いますが、さすがに医学部となると東大とほぼ同レベルの偏差値ということになっています。

また東大の中で一番入りやすい、つまり偏差値が低いのはどこか?という疑問を持っている人も多いかと。

文系と理系を同時に比較することはできないのでそこはなんとも言えませんが、理系の中で言えば偏差値がほとんど同じことからもわかるように、理科一類と理科二類の2つは同じくらいの入りやすさかと思います

もっと詳しく比較していきましょう。次に募集人員と倍率を確認します。

引用:Benesseマナビジョン

引用:東大塾

東京大学理科一・二・三類の過去10年間の倍率

以下の表の倍率だけに注目すると、理科三類>理科一類>理科二類の順に倍率が厳しいことがわかります。

また募集人員からすると理解一類は文理含めて圧倒的に募集が多いです。なのでドラゴン桜では理科一類を目指していたと思いますが、実際には理科二類とほとんど差はないと思います。

理科一類の倍率

年度 募集人数 志願者数 一次試験合格者数 二次試験受験者数 最終合格者数 倍率
16 1108 2947 2772 2745 1136 2.6
15 1108 3049 2774 2772 1128 2.7
14 1108 2984 2770 2767 1128 2.6
13 1108 2826 2770 2764 1128 2.5
12 1108 3126 2770 2767 1128 2.8
11 1108 2930 2772 2766 1128 2.6
10 1108 3037 2778 2770 1129 2.7
09 1108 2893 2770 2763 1129 2.6
08 1108 3045 2772 2763 1129 2.7
07 1025 3012 2566 2559 1045 2.9

理科二類の倍率

年度 募集人数 志願者数 一次試験合格者数 二次試験受験者数 最終合格者数 倍率
16 532 1877 1875 1851 550 3.4
15 532 2100 1868 1862 547 3.8
14 532 2131 1865 1854 547 3.9
13 532 2007 1862 1855 548 3.7
12 532 2252 1871 1863 547 4.1
11 532 2055 1865 1854 548 3.8
10 532 1963 1864 1844 547 3.6
09 532 2094 1868 1848 547 3.8
08 532 2266 1869 1859 547 4.1
07 492 1946 1728 1719 508 3.8

理科三類の倍率

年度 募集人数 志願者数 一次試験合格者数 二次試験受験者数 最終合格者数 倍率
16 97 546 389 381 98 5.6
15 100 481 400 391 100 4.8
14 100 509 400 392 100 5.1
13 100 554 401 393 100 5.5
12 100 504 400 393 100 5.0
11 100 565 401 392 100 5.7
10 100 503 400 391 100 5.0
09 98 541 392 384 98 5.5
08 90 418 360 355 90 4.6
07 80 410 320 316 80 5.1

東京大学理科一・二・三類の過去10年間のセンター試験足切り点

東大には、1次試験の足切りというものがあります。つまりセンター試験でこの点数以上を取らないと、2次試験を受ける資格がないという意味ですね。

年度 理一 理二 理三
2016 728(89.0%) 足切りなし 694(84.8)
2015 731(81.2%) 708(78.7%) 655(72.8%)
2014 681(75.7%) 714(79.3%) 685(76.1%)
2013 574(63.8%) 690(76.7%) 702(78.0%)
2012 770(85.6%) 743(82.6%) 706(78.4%)
2011 729(81.0%) 708(78.7%) 727(80.8%)
2010 705(78.3%) 649(72.1%) 676(75.1%)
2009 694(77.1%) 716(79.6%) 703(78.1%)
2008 749(83.2%) 735(81.7%) 655(72.8%)
2007 726(80.7%) 691(76.8%) 745(82.8%)

理科一・二類については、人によっては取れるかどうか心配になるかもしれませんが、はっきり言ってしまうとセンターの足切りを心配しているくらいでは東大合格は厳しいですね

理科三類を見るとそれがもっと顕著になっており、センター試験でジャッジしようとする姿勢は見られません。

ただ受験本番は何が起こるかわからないもの。マークミス等失敗したときに不必要に心配にならないように、足切り点がどれくらいかはざっくりとでも知っておくべきだとは思います。

東京大学理科一・二・三類の過去10年間の合格最低点

次に1次試験(センター)+2次試験=合計得点(総合得点)の、合格最低点を見ていきます。これは目標点を設定する上で非常に重要。

年度 理一 理二 理三
2016 328.4556 314.9778 388.6667
2015 322.9556 311.5000 377.2889
2014 307.3556 309.7333 372.3889
2013 315.7333 302.7333 370.3889
2012 333.9111 317.5111 382.5000
2011 325.3000 326.3889 392.8333
2010 306.6667 307.3778 364.2889
2009 323.3222 322.5111 380.2111
2008 314.5889 309.7000 377.8556
2007 310.5983 304.6760 385.6870

合計550点満点の中で、理科一・二類は340点、理科三類は400点取れればほぼ合格は確証を持てそうですね。

もし仮にセンターで900点中777点取ることができれば110点に圧縮すると95点になるので、2次試験だけの240点満点でいうと理科一・二類は245点、理科三類は305点取ることができれば合格は望めそうです。

もう一つ重要なのは、理科一類と理科二類の最低点は、年度によってたまに上下関係が入れ替わるということ。

東京大学に合格するための目標点

以上のデータを踏まえて、東大合格を目指すうえでの目標点を理科一・二類と理科三類に分けて考えていきます。

次にセンターと各教科で何点ずつ取りに行くか。目標点を考えるうえでポイントは

  1. 数学は難問が多く、年度によって難易度にムラがあるため高得点は期待しない方が無難
  2. 国語は標準偏差が最も小さく、合否の差がつきにくい
  3. 物理化学は最後の追い込みが可能

以上3つポイントを考慮して、このメディアでは基準となる目標点を以下のように設定します。

もちろん基準ですので、自分の得意不得意を考慮して各教科±10点くらいで考えればいいと思います。

ただ2,3の教科で勝負しようとする受験生は、問題のレベルの違いによって受ける被害が大きいですので、各教科まんべんなく取れているこの目標点は良い基準だと言えます。

理科一・二類に合格するための目標点

先ほど合格最低点のところで確認した通り340点を取ることができれば、過去の点数から言うと絶対に受かります。ただ「目標は高く」とよく言いますし、皆さんが受ける年の問題が急に簡単になる可能性もあるので、このメディアでは最終的に350点とることを目標にします

教科 配点 目標点
センター 110 100
英語 120 65
数学 120 60
国語 80 35
物理 60 45
化学 60 45
合計 550 350

理科三類に合格するための目標点

同じく最低点を参考にして、このメディアでは最終的に400点とることを目標にします

教科 配点 目標点
センター 110 100
英語 120 75
数学 120 85
国語 80 45
物理 60 45
化学 60 45
合計 550 400

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