2016年07月22日更新

『ノルマを決めて徹底的にやりこむ』東京大学理科一類合格者の高3の夏休みの物理勉強法

難問題の系統とその解き方物理.jpg

合格者のプロフィール

年度 2015年(現役)
進学 東京大学理科一類
合格学部
  • 慶応義塾大学理工学部
  • 早稲田大学先進理工学部
  • 東京理科大学理工学部
出身高校 神奈川県私立桐蔭学園中等教育学校
センター試験
英語
198点
国語
171点
数学1A
100点
数学2B
98点
物理
96点
化学
96点
倫理・政治経済
60点

―夏休みに入る前の時点での第一志望、各教科の状況・課題と夏休みの「コンセプト・目標」 を教えてください。

私は夏休みに入る前から東京大学を目指しており、それで夏前の全統記述模試などでも第一志望に東京大学を書いていました。

結果はどうだったかと言いますと、数学や英語で調子が良かったおかげでB判定でした。

科目別の偏差値でいうと、だいたい数学・英語が75前後、化学・国語が65前後、物理が50弱といった感じでした。明らかに物理が足を引っ張っていましたね。

物理以外にも課題はありましたが、夏休みには物理を超重点的にやろうと決めました。

他の模試でもA~B判定は出せていましたが、数学でやたらと調子が良かったからです。

A~B判定と聞くと十分じゃないかと思うかもしれませんが、実は重要なのは得点の仕方なのです。

私は「数学ならどの問題も解ける」レベルには全く達しておらず、模試での出来はマグレでした。

その安定しない数学に頼りきった結果のA~B判定ほど脆いものはありません。数学は東大入試の中で最も難易度の変動が激しい科目ですから。

ということで、夏休みの目標を「安定する科目:理科 を重点的に伸ばす」に決めました。もちろん他の科目も伸ばそうとしましたが。

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―夏休みに入る前にあなたが物理で抱えていた課題と、その上でどのような目標を掲げたかを教えてください。

私が物理で抱えていた問題、それは基礎が定着していないことと演習不足です。

自分で言うのもなんですが、公式等はしっかり覚えていたと思います。

しかし夏前の模試では「どの場面でどの公式を使えばいいか」がほとんどわかっていませんでした。

つまり公式だけ覚えていて本質を理解していなかったのです。

そして本質を理解していても問題を解くことに慣れていないと、簡単な問題でもいちいち考え込まなければ解けません。それでは時間が足りなくなってしまいます。

時間との戦いを制するにはたくさん演習してスピードをあげなくてはなりません。

ですから「本質の理解」と「問題演習」の二本柱で行こうと決めました。

―夏休みに取り組んだ物理の問題集とその使い方・ペース・勉強法を具体的に教えてください。

私は「難問題の系統とその解き方 物理」という問題集を使いました。

この問題集は旧帝大や早慶、私立医学部などからの問題や編者のオリジナル問題などが載っていて、難易度が高いです。

ですが例題として載っている問題の解説が詳しく、本質の理解につながります。

演習問題の解説は不親切で、説明が省略されている箇所が多々見られますが、例題でしっかり本質が身についていれば自分で補えます。

ちなみに、この解説を補えるかどうかでも定着度の確認ができました。

問題量は例題が100題ほど、演習問題が200題ほどあって演習量を稼ぐにはうってつけでした。

この問題集の使い方はごく単純でした。「最初から順番に全部解く」です。

まんべんなく解かずに最初から順番に解くことで分野ごとにしっかり定着させようとしました。下手にバラけさせると定着しないと思ったからです。

夏休みは1ヶ月、問題数はおよそ300。毎日一定数ずつ解くとして1日10題の計算なので、1日のノルマを10題にしていました。

このノルマは友達や親にも話して自分を追い込んでいました。

物理を最優先に、10題終わったら他の科目の勉強をするようにして、各教科のノルマも達成したら追加で物理をもう1題2題解くといったスケジュールでした。

解き方についてですが、「間違った箇所・わからなかった箇所を赤ペンで直して終わり」とはしません。そうすると「解答を読んで理解」して終わりになってしまうからです。

そうではなく、間違った箇所・わからなかった箇所を青ペンで1行分だけ訂正して、それ以降を改めて自分で解き直すようにしました。

10題も解いているとそのうち「面倒くさい・早く終わらせたい」と感じてしまいます。

私はそう感じると、「ちょっと考えてわからなければ答えを見て赤ペンで直して次行こう」と思ってしまう人間ですから、「青ペンで…」という自分ルールを作ってしっかりと「考える」プロセスを省略しないようにしました。

―夏休みに取り組んだことが秋以降どのように役立ったか具体的に教えてください。

夏休み中に物理を徹底的にやりこんだおかげで、数学で調子が悪くても総合では安定して高得点を出せるようになりました。

基礎がしっかり定着したので、秋以降は実践形式での問題演習だけに集中でき、それが合格に繋がったのだと思います。

また物理で足を引っ張らなくなったおかげで、他の科目もバランスよく勉強できるようになったのも大きかったです。

夏前までは苦手だった物理がいつの間にか重要な得点源になっていたことには自分でも驚きです。

―最後に大学受験を終えてみて秋以降に物理の偏差値を伸ばすために夏休みにやるべきだと思うことを教えてください!

物理ができないと言う人のほとんどが、かつての私みたいに公式だけは覚えているという状態です。

しかしそれが通用するのはせいぜい定期試験まで。大学入試では物理の本質を理解していて、かつ公式や法則などの適切な使い方が身についていないと戦えません。

だからこういった人は教科書や参考書を読みなおさなければなりません。

でも授業がある間にやるのは難しいですよね。授業の予習や復習もあるでしょうし。

そこで夏休みを利用して総復習するのです。夏休みは総復習と問題演習を両立できる最後のチャンスです!

このチャンスに一つの参考書・問題集を決めて徹底的にやりきるのがいいと思います。

ただ、問題集を一冊やりきるというのはなかなか先が見えない作業なので、ノルマを設定して計画的に解いていくのがいいでしょう。

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