2016年08月13日更新

『応用力を高めて秋の冠模試につなげる』一橋大学商学部合格者の浪人の夏休みの勉強法

一橋大の数学15カ年[第3版](難関校過去問シリーズ).jpg

合格者のプロフィール

年度 2016年(一浪)
進学 一橋大学商学部
合格学部
  • 同志社大学商学部
  • 同志社大学経済学部
  • 明治大学商学部
出身高校 岡山県立岡山朝日高校
センター試験
英語
182点
国語
182点
数学1A
73点
数学2B
66点
化学基礎
50点
地学基礎
36点
日本史
94点
世界史
91点

―夏休みに入る前の時点での第一志望、各教科の状況・課題と夏休みの「コンセプト・目標」を教えてください。

第一志望は一橋大学商学部に決めていました。

マーク模試は700点台後半、記述模試では河合塾の全統模試で偏差値65ぐらいでした。得意科目は社会、苦手科目は古典、他の科目は得意とも苦手とも感じていませんでした。

数学は一学期続けていたフォーカスゴールドのおかげで典型問題は解けるようになっていたのですが、二次試験レベルの問題はまだまだ演習不足でした。

英語は精読はだいぶこなしていたのですが、問題は早慶の問題などを時間内に終わらせるため速読力を向上させる必要がありました。

国語に関しては一橋での配点も低いのであまり力を入れず、苦手意識のあった古典は基礎から復習メインでした。

社会は世界史、日本史選択だったのですが二次試験では世界史を使うつもりだったので世界史の用語暗記に重点を置きました。

理科基礎は夏に全力でやってもどうせ本番までに忘れてしまうと思ったので息抜き程度にすることにしました。

現役時の夏休みはとりあえずひたすら勉強時間を増やすことだけに注力していて結局中身の薄い勉強になったという失敗があったので、浪人時には時間をきっちり決めて質の高い勉強を心がけました。

この結果リフレッシュの時間もとれて、長く厳しい夏を乗り切ることができました。具体的には英数中心で一橋、早慶の過去問に取り組んで秋の冠模試で結果を出すことが目標でした。

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―夏休みに入る前にあなたが数学で抱えていた課題と、その上でどのような目標を掲げたかを教えてください。

数学に関しては現役時に難しい問題ばかりに手を出して結局消化不良になってしまった経験があったので、春から夏にかけてはフォーカスゴールドを使い倒して典型問題の復習を徹底的にこなしました。

そのおかげで模試の点数は安定したのですが、いざ過去問レベルに取り組むとまだまだ応用力不足でした。

そこで夏休みの目標は典型問題の復習と並行して、過去問に取り組んで応用力をつけることにしました。

そうすることで秋の冠模試対策になると思っていたのも理由の一つです。

―夏休みに取り組んだ数学の問題集とその使い方・ペース・勉強法を具体的に教えてください。

典型問題の復習として使ったのはフォーカスゴールドより難しめの「1対1対応の数学」という参考書です。

なかなか難易度も高くじっくりやっているとあっという間に時間が過ぎるので、解法暗記だと割り切って一問10分手が止まったら解答をみて、問題の理解と定着に努めていました。

だいたい1章を1週間でマスターするペースで進めます。

1A2Bのすべての単元を終わらすのは難しいと思ったので、自分が苦手な単元(平面図形、空間図形)、および一橋で頻出の単元(整数、確率、微分積分、図形)を優先的にこなしました

応用問題は過去問一本でいきました。一橋大学は類似問題の出題が多いのと、やはり質の高い問題が多いので、他の難しい参考書に手を出すよりも近道で効率よく実力がつくと思いそうしました。

具体的には赤本の難易度別に分かれているA問題B問題を毎日3題ずつとき、毎日学校の先生に添削してもらいました。

時間がかかってもいいのでなんとかして答えを出すことを目標に取り組みました。C問題は手も足も出なかったのと、解けなくても合格点には達すると思っていたので夏の時点では手をださなかったです。

―夏休みに取り組んだことが秋以降どのように役立ったか具体的に教えてください。

夏に応用力を養った結果、冠模試でいい成績が出るだろうと思っていたのですが、駿台の一橋実戦模試ではまさかの偏差値48.7で、本当に受験を諦めかけました。

ではなぜ夏休みに過去問に取り組んで応用力を養成したつもりだったのに、このような悲惨な結果になったのか。

原因は、できる問題とできない問題の区別をせずに最初から解いていたことでした。

難しい問題に時間をとられてしまい、できる問題にも時間を割けなくなってしまったのです。

その反省をふまえて臨んだ河合塾の一橋大学オープンでは偏差値67.6を取ることができ、夏の成果が結果として現れて非常にうれしかったです。

したがって夏以降は時間無制限で問題に取り組むのではなく、時間を意識して自分の中での最大得点を目指しました。このおかげで実践力がついたと思います。

―最後に大学受験を終えてみて秋以降に数学の偏差値を伸ばすために夏休みにやるべきだと思うことを教えてください!

夏休みにやるべきことはもちろん人それぞれ違います。

ですが、苦手分野が一つでもある人はまず第一に苦手分野の克服をしましょう。秋以降は多くの進学校で二次試験レベルの問題演習が始まると思いますし、文系なら社会、理系なら理科の勉強の比重が増します。

つまり秋以降に苦手を残していたならば、授業の内容も理解できず、苦手分野を復習する暇もない、という状況に陥ってしまいます。

苦手な分野も特にないという人は積極的に過去問に挑戦するべきだと思います。私は数学の問題を時間無制限で思考力を養うことを目標にしました。

過去問に取り組むことで志望校と自分との距離も明確になり、やるべきことがわかりやすいです。夏の段階で過去問に取り組めば、秋の冠模試で好成績を取ることも可能だと思います。

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