2016年07月03日更新

偏差値別!暗記と実践を繰り返して古文助動詞を入試レベルでも訳せるまでマスターする

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古文助動詞を覚えていない限り古文を読むことは絶対に出来ない

古文単語と同じく、根気強い暗記を必要とする古文助動詞に苦手意識を抱いている人も多いことでしょう。

しかし残念ながら、古文助動詞を覚えていない限り古文を読むことは絶対に出来ません

古文における助動詞の役割の例の1つとして、時制があります。例えば次のような文があったとしましょう。

舟にて渡りぬれば、相模の国になりぬ。

「ぬ」が完了の助動詞だと分からなければ、訳せないどころか時制が現在か過去か未来かも分かりません

センター試験や一般入試は言うまでもなく、学校での古典の授業でも助動詞の意味を覚えない限りは古文にはまったく歯が立たないのです

しかし、助動詞の暗記に苦労する人が多くいるのもまた事実。

そこで今回は、偏差値別の古文助動詞の覚え方と、覚えた後にやるべきことを紹介します。

偏差値55を目指す人は古文助動詞の種類・活用と意味を暗記する

古文読解のスタートラインに立つために、まずは助動詞を覚えないことには話が始まりません。

偏差値が50前後かそれ以下の人は、すべての助動詞を覚え切れておらず曖昧なまま古文を読んでいる可能性が高いです

覚え方はいたってシンプル。ひたすら口に出してぶつぶつと唱えます。

意味を覚えるのは、すべての助動詞の種類と活用を暗記してからです。というのは、まずどんな助動詞がどんな活用をするのか覚えない限り、古文を読んでいてどこからどこまでが助動詞なのか分からないということが起こり得るからです。

この時に忘れずに覚えなければいけないのが、その助動詞が何形に接続するのかということ

どんな文法書でも助動詞一覧活用表は接続形別に区別されています。助動詞を覚えるときはやみくもに覚えるのではなく、未然形接続、連用形接続、終止形接続…と分けて暗記します。

古文助動詞は入試で必要とされる古文単語数よりも数が圧倒的に少なく、1週間ぶつぶつと唱え続ければ十分に暗記できます

どうしても覚えられないと言う人は、歌に合わせて覚えましょう。「もしもしかめよ」の歌を使っての覚え方が有名ですね。

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偏差値60を目指す人は今まで読んだ古文に出てきた助動詞の意味をすべて調べ上げる

偏差値55を超えてきたとなると、おそらく助動詞の種類や意味はおおよそ暗記できているはず。

次のステップ、偏差値60を目指すために、今度は今まで読んだ古文に出てきた助動詞の意味をすべて調べ上げます

すべての助動詞を覚え切っても、それはまだあくまで準備段階。英語で言うと、『不定詞はto+動詞の原形』とだけ覚えたような状態です。

古文の中の助動詞を理解できるようになるためには、実際に古文の中の助動詞の使われ方に慣れていくのが最も効率的です

具体的な手順を説明します。まず、古文中で助動詞がどれかを判別します。

次に、文脈を見てどの意味に当てはまるのか推測します。難しくてもとりあえずという軽い気持ちで意味を推測しておきます。

最後に、現代語訳を見て自分の推測が合っていたかどうか確かめます。

間違っていた助動詞は、他の助動詞の意味と間違えたのか、それとも同じ助動詞の中で意味を取り違えたのか、間違えた原因を考えます。

そして、その助動詞の意味と活用形を暗記します。暗唱することが出来たら、次の助動詞に移ります。

偏差値65を目指す人は同じ形になる古文助動詞の意味を違いを覚えていく

古文助動詞の文中での使われ方も分かるようになってくると、古文を読むうえで助動詞の意味が分からなくて点を落とすことはなくなってきます。
次にするべきことは、助動詞で点を落とさないようにするのではなく、助動詞を武器に点を取っていくことです。

助動詞でよく問われるのが、同じ形の助動詞の意味の違いです。形は同じなのに多くの意味を取り得る助動詞は、例えば以下のものなどがあります。

「なり」
1.断定の助動詞「なり」の終止形か連用形
2.伝聞推定の助動詞「なり」の終止形
3.ラ行四段活用動詞「なる」の連用形
4.リ活用の形容動詞の終止形か連用形の語尾

「なむ」
1.強意(完了)の助動詞「ぬ」の未然形+推量(意志・婉曲)の助動詞「む」
2.ナ変動詞の未然形の語尾+推量(意志・婉曲)の助動詞「む」
3.強意の係助詞「なむ」
4.他に対しての希望を表す終助詞「なむ」

「なり」の識別の方法を考えてみましょう。

まず1の断定の助動詞は連体形接続なので、前の単語が連体形か名詞になっているはずです。

一方2の伝聞推定の助動詞は終止形接続なので、前の単語は終止形に活用されていますただし、ラ変活用動詞については断定の助動詞と同じく連体形接続をとるので、注意してください

3は動詞なので、文節に区切ると自立語になります。4は「なり」と上の1語がともに自立語にならず、2つを合わせると状態を表す意味になります

次に「なむ」の識別を考えます。

1は最もよく使われる「なむ」です。完了の助動詞「ぬ」は連用形接続なので、「なむ」の上の語が連用形になっています。

2ではまずラ変動詞を覚える必要があります。「住ぬ」「去ぬ」「死ぬ」の3つです。推量の助動詞「ぬ」は未然形接続なので、ラ変動詞が「住な」「去な」「死な」のどれかになっていれば2と考えてほぼ間違いありません

3は係り結びを起こす強意の助動詞「なむ」なので、文末が終止形ではなく連体形になっています。また、強意の助動詞は訳さなくてもよく、つまり取り去っても意味が通じます。

4は、未然形接続なので上の語が未然形になっています。文末や、「~とおぼす」の前などにあることが多いです。

このような古文助動詞の細かい識別方法を覚えると、文中の助動詞の意味が取れるだけではなく、一語一句ミスのない完全な現代語訳を自分で作ることが出来るようになるので、点数獲得に直結します。

『センター古文で8割を死守したい』『難関大を目指している』という人はこのレベルまで古文助動詞を自分のものにすることが必要です

偏差値70を目指す人は古文に出てくる助動詞をすべて訳す

『センター古文で9割を取りたい』『難関大入試で国語を武器にしたい』など、さらなる高みを目指す人がやるべきことは、古文に出てくる助動詞をすべて訳すこと

偏差値60を目指す過程で『今まで読んだ古文に出てきた助動詞の意味をすべて調べ上げる』という話をしましたが、これとはまた違います。

今度は、初見の古文に出てくる助動詞の意味をすべて正しく取れるようになることを目指します

古文で点が取れる人、偏差値65を超えているような人は、そもそも古文をすべて読むような効率の悪い方法は取りません。問題に該当する箇所だけ現代語訳して解答します。

だからこそ古文が得意な人は助動詞の練習不足に陥りやすいのです。一度覚えた助動詞も、しばらく見なければ意味を忘れてしまいます。特に同じ形の助動詞の識別方法などは特に忘れやすいです。

入試本番までそれを忘れないために、普段から古文を読むときは出てくる助動詞をすべて訳しましょう

もちろん入試本番ですべて訳していると時間がなくなってしまうので、練習のときだけですよ。

偏差値65を超えている人は、助動詞の暗記事項はほぼ完全に暗記できているはずです。あとはこの助動詞はこういう時にこんなふうに使われる、と暗黙のパターンを感じていくほかにありません。

今までの助動詞の習得方法を思い出すと、

①助動詞の基本(種類・意味・活用)を暗記
②暗記した基本事項を使って実際に古文を読む
③助動詞の応用(同じ形の識別方法)を暗記
④暗記した応用事項を使って実際に古文を読む

となります。暗記と実践を繰り返していることが分かってもらえたでしょうか。

助動詞は暗記するものと考えられがちですが、どうして暗記しなければならないのか考えると古文を読むためですよね。

入試で助動詞の意味だけを答えさせる問題は出てきません。例えばある文脈で出てきた「む」が推量か意志か、文法上はどちらも正しいがこの文脈ではどちらが適切か、のような暗記だけではどうにもならないことが問われるのです

これは助動詞だけではなく単語でも同じこと。暗記を暗記とだけ考えず、暗記して実践、暗記して実践を繰り返すことが得点獲得の秘訣です

画像引用:instagram.com

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