2016年09月19日更新

『すべての学びをノート1冊に』慶應義塾大学文学部合格者の高3の世界史の授業の受け方

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合格者のプロフィール

年度 2016年(現役)
進学 慶應義塾大学文学部
合格学部
  • 慶應義塾大学文学部
出身高校 東京都私立桐朋女子高等学校
センター試験 受験せず

―高3の世界史の授業(演習を含む)で扱った教材を全て教えてください。

授業では、先生が作成したプリントを使っていました。このプリントは、教科書の内容をより詳しくしたもので、重要な用語は書き込めるようになっていました。プリントをノートの左ページに貼り、右ページは地図・人物のイラスト・先生の解説などを書き加えました。

他の教材は、教科書に『詳細世界史』・『世界史用語集』・資料集として『世界史のミュージアム』を使用しました。

『世界史用語集』は、それまでも持っていましたが高3になって特に使うようになりました。慶應の世界史では、非常に細かい事柄が問われるので、用語集に載っている単語すべてをおさえる必要があったのです。

授業で扱った範囲の用語集を読み、知らない単語があればどんなに重要度が低くてもノートに書き込みました。

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―高3の世界史の授業の「予習の仕方」について具体的に教えてください。

『世界の歴史』という漫画を読みました。人物の服装や建物・街並みの描写があり、時代の雰囲気を掴むのに最適でした。漫画と侮ってはいけません。

ただ、漫画では人物にフォーカスしがちで全体像が見えづらいこともあったので、流れを掴むために教科書を読みました。太字を中心に、事件・人物名を頭に入れ、写真や地図が掲載されている時はしっかりと目に焼き付けました。教科書に載っている図は、模試や実際の入試問題でも問われることが多いと聞いていたからです。

世界史に関しては予習より復習を重視していたので、そこまで時間をかけませんでした。寝る前に漫画を、行きの電車で教科書を読むくらいでした。それでも、予習をするとしないとでは授業の理解度が明らかに違いましたね。漫画を読むだけでもいいので、予習はした方がいいと思います。

―高3の世界史の「授業の受け方」で意識していたことを具体的に教えてください。

授業が再現できるように、先生が話すことはとにかくノートに取りました。解説はもちろん授業から脱線した小ネタでも、暗記の助けになるからです。

先生は、自作のプリントを基に教科書の流れとほぼ同じように話をする、という進め方でした。

効率良く授業が受けられるように、筆箱と参考書の置き方を決めていました。常に手を動かして、最初から最後まで集中を切らさずに授業を受けました。

同時並行で、知らない用語が出てきたらすかさず用語集を引き、プリントに載っていない情報は書き込みました。重要度の高い用語は太めの赤ペンで目立つように、念のためおさえておきたい用語は、他の情報の妨げにならないよう細い緑のペンを使いました。

用語の重要度でペンを使い分けることで、たくさん書き込みをしても見やすさを損なわないのでおすすめです。

―高3の世界史の授業の「復習の仕方」について具体的に教えてください。

まずは、授業中に書き込みきれなかった用語をノートに書き込みました。

次に、事件の経緯や人物の思想など、授業を聞いても分からかったところには付箋を貼り、早めに質問をしました。先生は、質問の答えだけでなく詳しい背景知識や現代の問題と絡めた視点も教えて下さいました。やはり、授業よりも個別に質問をした方が、詳しい知識を得ることができるので、積極的に質問するといいと思います。

また、資料集を参考にしながら地図を写したり、人物の似顔絵を描いたりしました。

このような作業をすることで、記憶に残りやすくなります。実際に地図を書くと、都市間の距離や国同士の位置関係を自然と意識できます。イラストがあると、見直す時も楽しいですし、そのイラストが目印になって時代の流れをノートごと覚えることができますよ。

学んだことをすべてノートに集約しようとした結果、かなり充実したノートができあがりました。世界史は繰り返しの復習が必要なので、ノート一冊で復習が済むのはとても楽でした。

―高3の世界史の授業は志望校の世界史に役立ったと思いますか?その理由も含めて教えてください。

先生の話はもちろんですが、授業中や復習で用語集を頻繁に使ったのがかなり役立ちました。

やはり、手を動かさないことには記憶に残りません。用語を書き写すのは一見無駄なように見えますが、一度でもその用語に意識を向けることで、何らかの形で頭に残ってくれます。

ノート作りに時間をかけることで、「ノートのこのへんに書いてあったな~」と思い出せました。書き写した地図がそのまま出題されたこともあって、とても嬉しかったですね。

―大学受験を終えてみて世界史の授業をより効果的に活用するにはどうすれば良いと思いますか?そ
の理由も含めて教えてください。

私は復習で、学んだことをノートにまとめることにかなり時間がかかったので、問題演習にまで手が回りませんでした。

ですが、問題を解くことで知識が定着します。知識のヌケ漏れも、問題演習を通して発見できます。

授業で学んだ範囲は、すぐに問題演習をすると良いと思います。

―最後に受験生に学校の世界史の授業に関するアドバイスをお願いします!

集中して授業を受ければ、とっさの場面で思い出せます。

授業のすべてを吸収する、という心持で授業を受けて下さい。どんな些細なことでもメモをしましょう

そして、用語集を常に手元に置き、気になったことはすぐ調べるクセをつけましょう。