2016年08月07日更新

『教師の解説を徹底的に疑う』2015年度東京大学文科一類合格者の高3の数学の授業の受け方

スタンダード数学演習1・2・A・B受験編 2014.jpg

合格者のプロフィール

年度 2015年(現役)
進学 東京大学文科一類
出身高校 須磨学園高等学校
センター試験
英語
188点
国語
188点
数学1A
100点
数学2B
97点
化学基礎
50点
生物基礎
50点
世界史B
98点
日本史B
95点

―高3の数学の授業(演習を含む)で扱った教材を全て教えてください。

3年の前半はスタンダード数学演習を、後半は国公立の過去問を教材として使用していました。

正直東大志望者にとってスタンダード数学演習は簡単すぎる問題集です。

レベルで言えば、チャートのエクサイズくらいだと思います。基礎の確認のような形で使われていました。

国公立の過去問は地元の神戸大学から東京大学まで様々なレベルの問題を取り扱いました。

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―高3の数学の授業の「予習の仕方」について具体的に教えてください。

予習は問題を解いておくことですね。毎週5題くらい解説していたのでそれに間に合うように解きます。

スタンダード数学演習はそこまで難しくないので、1問あたり5~10分くらいで解いていました。

うっかりでも間違えると自信を失ってしまうので、特別丁寧に解きました。本番で簡単な問題が出た時に、確実に点数を取る練習ですね。

東大の問題と間違ってもいいと気を抜いてしまうので、強制的に簡単な問題を解く機会を与えられて良かったです。

―高3の数学の「授業の受け方」で意識していたことを具体的に教えてください。

授業も周りの生徒にレベルを合わせていたので、基本的には聞く必要性はありませんでした。

しかし、万が一自分の知らないことが解説されていては困るので、意識したことは少しも聞き逃さないようにすることです。

それだけでは授業中にやることがなくなりもったいないと思っていたので、教師の解説の粗探しを行うようにしました。

証明なら本当にその証明で必要十分か、他に検討することはないかを頭を働かせて考えました。

解答の方法なら、もっと楽でわかりやすい解答はないかを毎回検討します。

そうすることで、本当に良い証明や解答の仕方が考えられますし、見つけられた時に自信に繋がるので良いですよ。

―高3の数学の授業の「復習の仕方」について具体的に教えてください。

復習は基本的にはしませんでした。初見で解ける問題ばかりだったので、解き直す必要性を感じていなかったためです。

逆にみんなが復習に使っている時間で、東大の過去問の演習に時間を使うことができました。

―高3の数学の授業は志望校の数学に役立ったと思いますか?その理由も含めて教えてください。

直接は役に立たなかったですね、既に解ける問題を解いたに過ぎないので。

ただ、基礎力を固めるという意味ではいくらかは貢献したと思います。

普段は難易度の高い問題の演習に走りがちになってしまっていたので、簡単な問題を解く機会を与えられるのは良いです。

簡単な問題ならではの緊張感を大切にできました。

実際、東大入試の本番では思うように実力を出せなかったのですが、落とせない問題を落とさずに解くことができたので、授業のおかげだと思います。

―大学受験を終えてみて数学の授業をより効果的に活用するにはどうすれば良いと思いますか?その理由も含めて教えてください。

これ以上活用することは出来なかったと思います。敢えて言うなら内職をすることですかね。

授業の内容は批判的に摂取してこれ以上ないくらいに消化したと思っています。

―最後に受験生に学校の数学の授業に関するアドバイスをお願いします!

数学の授業というのは人によって2極化すると思います。簡単すぎるか、難しすぎるか。

私の場合は前者だったわけですが、その際は解く価値がないとして内職するのではなく、粗探しをしてもっと良い解法を考えたりする時間にあてると有効活用だと思います。

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