2016年03月13日更新

化学の計算問題で手も足も出ないときは問題文中の『単位に注目して』解く

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問題文から数字を見つけて適当に計算するのが最悪

数学は好きだけど化学の計算問題になるととたんに何をしたらいいか分からなくなり、結局問題文中の数字をごちゃごちゃ計算して終わる、という人がとても多いです。しかしダメ元だったとしてももう少し正解に近づけるために頭を使うことができます。

しかし解法を選ぶとき、つまり初めの一歩を踏み出すときには「単位」をヒントにすることが出来ます。数学や物理では単位は省略されることが多いので、化学ならではの考え方です。

求めたいものの単位を見ればどう計算すればいいかがわかる

具体的にどうするのか、次の問題で考えてみましょう。

「酢酸1.5gを水に溶かして500mLにすると、その濃度は何mol/Lか?」(セミナー化学・基本問題より引用)

「濃度がxmL必要だとすると」はいつも同じです。その上で何をしたらいいのか。

もちろんモル濃度は(物質量)÷(体積)で求められますが、それを覚えてなかったとしても[mol/L]という単位に着目すれば、[mol]という単位を持つものを[L]という単位を持つもので割ればいいと分かります。

しかし問題文を見るとあるのは[g]と[mL]です。[mL]を[L]に直すのは簡単ですね。じゃあ[g]を[mol]に直せばいいと分かります。そのためには酢酸1molが何gなのか、つまり酢酸の分子量を使えば、[mol]に変えることが出来ますよね。

上に載せた「濃度」に関する問題以外でも「密度」や「圧力」に関する問題の時は、この考え方を使うと上手くいくことが多いです

単位に着目することで、「結局何をすればいいのか」と考えることが出来ました。今まで何も考えずに解けていた人も、こういう考え方を知っておくと手も足も出ないということが減ります。

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単位自体や物理量の名前など最低限のものを暗記する

当然ですが上の考え方だけで問題に正解することはできません。上の問題では、「物質量」や「分子量」とは何かを知らなければ何もできないですよね。

他にも化学においては[mL]=[cm3]というルールや、「どんな気体だろうと標準状態では1molあたり22.4Lになる」などは覚えておく必要があります。しかし初めの一歩が踏み出せないために正解できなかったという経験は少なくないはず。

普段から単位が何なのかを意識して解くことで、いざ何もできなくなってしまった時自分を助けてくれるヒントに気づくことが出来るはずです