2016年09月06日更新

『最初の科目だからこそ徹底した対策を 』 東京大学文科三類合格者のセンター社会(世界史、日本史)の対策

大学入試センター試験過去問レビュー世界史B 2016(河合塾シリーズ).jpg

合格者のプロフィール

年度 2016年(現役)
進学 東京大学文科三類
合格学部
  • 早稲田大学政治経済学部経済学科
  • 早稲田大学文化構想学部文化構想学科
出身高校 千葉県私立渋谷教育学園幕張高等学校
センター試験
英語
183点
国語
193点
数学1A
89点
数学2B
100点
化学基礎
50点
生物基礎
47点
日本史
91点
世界史
88点

―センター社会の目標点と、その達成のために1番重要だったことを教えてください。

目標点は世界史、日本史合わせて9割でした。

東京大学の入試において、センター試験の得点は10%程度に圧縮されます。だから、センター試験で無理に超高得点を狙うより、二次試験対策に力を入れる方が効率的です。僕は社会に限らずにすべての教科で満点を狙わず、9割を得点できるように勉強の計画を立てました。

正確な知識が問われるセンター社会で、9割を得点するにはそれなりの労力が必要です。東京大学の入試において、世界史については二次試験で一問一答が出題されるため、センター試験に必要な知識を二次対策のなかで身につけることができます。

一方、日本史については二次試験でセンター試験的な用語の知識を求められないため、二次対策とは別にセンター試験用の勉強をしなければなりませんでした。

僕は12月の中旬までセンター日本史を対策していませんでした。だから、センター試験本番までの一ヶ月で、世界史の知識量を保ちつつ日本史の暗記作業を急いで進める必要がありました。

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―センター社会の解く順番・時間配分についてその順番で解く理由も含めて教えてください。

センター社会に関して、解く順番・時間配分は特に定めませんでした。なぜなら、センター日本史・世界史の過去問や模試を事前に解いて、時間に困ったことがなかったからです。一方、時間に余裕があるからといって、だらだらと解き進めないように気をつけました。

センター社会は全科目のなかで最初に実施されるため、何かと緊張しがちで、無意識のうちにケアレスミスを起こします。集中して全問題を一気に解き進めると、ほとんどの受験生が60分の試験時間を20分ほど余すはずです。残り時間でじっくり見直しをしてミスを潰しながら、緊張をほぐすといいと思います。

―センター社会の対策として使ったすべての参考書とその使い方について具体的に教えてください。

センター世界史に関しては、『世界史B一問一答 完全版 2nd edition』(東進ブックス)を用いました。この参考書は、二次対策として高3の4月頃から使っており、12月中旬の時点で2周していました。だから、センター試験対策としては以前に間違えた部分を復習し、穴を潰す作業をしました。

東進の一問一答問題集は、問題文の一部も赤字になっていて赤シートで隠せるところが魅力的です。しかし、センター試験には不要な細かい知識も載っているので、適宜取捨選択しながら暗記しました。

センター日本史に関しては、『解決! センター日本史B』(Z会)を用いました。日本史用語の知識は12月中旬時点でほとんどなかったので、最初から最後のページまで赤字をシートで隠しつつ、紙に用語を書いて暗記する作業を繰り返しました。

世界史、日本史とも、センター試験本番2週間前あたりから赤本を用いて過去問を各25年分解きました。間違えた問題については、上にあげた参考書を用いて知識を確認し、日をあけて解きなおしました。また、年度ごとに得点を記録し、成長を実感したり精神を安定させるのに役立てました。

―最後にセンター社会の対策として本番の点数に直結したことと後悔していることを含めてアドバイスをお願いします!

世界史、日本史合わせて179点なので、目標の9割(180点)を達成したといってよいでしょう。しかし、センター世界史に関しては模試で何度も9割を超えていたにもかかわらず、本番では9割を切ってしまいました。原因は、対策がおろそかだった文化史の問題を複数間違えたことです。

受験生の皆さんは、センター試験本番を直前に控え、何を勉強すればよいか分からない、だけど何か勉強していないと落ち着かない、という状況に陥るかもしれません。そんな時は、今までに使った参考書を隅々まで見直し、抜けている部分がないか粗探しをしてください。

繰り返しますが、センター社会は全科目のなかで最初に行われるため、記憶にない肖像画や人名を目にするとすぐパニックに陥ります。そういったことがないよう、勉強した気になって放置している部分がないか確認するべきです

特に、文化史、地図、戦後史は穴がありがちなので注意してください。

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