2016年09月22日更新

『文法問題を一問も落とさない』東京大学文科二類合格者のセンター英語の解き方

大学入試センター試験過去問レビュー英語 2014(河合塾series).jpg

合格者のプロフィール

年度 2016年(現役)
進学 東京大学文科二類
合格学部
  • 慶応義塾大学経済学部
  • 早稲田大学政治経済学部
  • 早稲田大学商学部
  • 明治大学政治経済学部
出身高校 千葉県私立渋谷教育学園幕張高等学校
センター試験
英語
200点
国語
158点
数学1A
91点
数学2B
78点
物理基礎
50点
化学基礎
46点
日本史
92点
世界史
97点

―センター英語の目標点と、その達成のために1番重要だったことを教えてください。

他の科目に苦手意識があったので、一番得意な英語はセンターで満点(200点)をとることを目標にしていました。

センター英語の長文読解は、難関私立・東大二次の問題に比べて極端に易しく、難関校の志望者ならば何度も見直しをすれば満点をとることができます。

模試でも、長文読解はほぼ間違いはありませんでした。そのため、私はセンター英語の長文読解をする必要はないと考えました。

また、私は普段から発音に注意して学習をしていたため、アクセント問題も対策の必要がないと考えました。

一方私は、これまで感覚で解いてきた文法問題に不安を感じていました。センター模試でも文法問題を間違えることがありました。

センター試験では難関私立と同じような文法問題も出題されます。言い方を変えると、難関私立でもセンター試験と同じような問題が出題されます。

文法問題はセンター対策を始める前はあまり対策したことがなかったため、センター前には私立にも対応した文法問題集を繰り返し解くことを主眼に置きました。

―センター英語の解く順番・時間配分についてその順番で解く理由も含めて教えてください。

2016年のセンター英語は、第1問はアクセント問題、第2問は文法・整序問題、第3問は会話文穴埋め・不要文選択・大意把握問題、第4問は図表問題、第5,6問は長文読解でした。

私は特に時間配分については意識していませんでしたが、見直しの時間を20分以上取ることを心がけていました。見直しの時間を十分取れるように、正答を迷った問題はすぐ飛ばしていきました。

解く順番は、問題番号順です。特に、第1問と第2問を後回しにするのは得策とはいえません。

第1問と第2問は知識問題ですから、分かる分からないに関わらず、解答に必要な時間はわずかです。最初にさっと解いて、他の問題に進むのがオーソドックスなやり方だと思います。

ただし、時間確保のため、第1問や第2問の答えが分からない場合はすぐに飛ばし、先の問題に進む必要があります。

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―第1問をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

発音・アクセント問題は、選択肢の英単語を頭のなかで発音しながら解いていきました。発音すれば自ずと正解が見えくるので、小問1つにつき15秒もかかりません。

大体2分以内に解き終わっていたと思います。

―第2問をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

解き方で心がけていたのは、わからない問題はすぐに飛ばす、ということだけです。

知識問題にテクニックはありません。知っているか知っていないかの問題です。事前にどれだけ準備していたかどうかが重要になってきます。

―第3問をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

こちらは、英語力というよりは国語力の問題です。常識的に考えて、正しい選択肢を選んでいきます。

Aの穴埋め問題での間違いの選択肢は、明らかにおかしいものばかりです。

Bの不要文選択では、私は少し解答に迷うこともありましたが、基本的にはすぐに選んでいました。

Cの大意把握問題でも、一つ一つの英文にとらわれずに、素早く読めば答えはすぐに出ます。

―第4問をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

いきなり問題文を読み始めるのではなく、設問や図をざっと見てから問題文を読み始めていました。

設問や図を見ると、問題文のテーマがわかります。また、選択肢を大雑把にでも読んでおくと、問題文で何に注意して読めば良いのかわかります。

ポスターや広告をみて問題に答えるB問題では、計算問題が必ずと言っていいほど出てきます。わかりやすい部分に書いてある数字を適当に足し合わせて答えが出ることはないので、ポスターに書いてある注などを注意深く読みました。

―第5,6問をどのように解いていたかを具体的に教えてください。

第4問と同様、設問には目を通していました。

センター試験では品の悪い問題は出ないので、設問から問題文の中身の見当がつきます。あるいは、どこまで読んで解けばいいのかわかります。

例えば第5問の”Why …?”のような問題は、whyの後の”…”は正しい文章ですから、そのことが文章中にあることがわかります。

また、第6問の設問に”According to passage (x),”とあれば、(x)の部分だけを読めば解答が出ます。

第6問最後の、段落ごとにタイトルを付ける問題はボーナス問題としか言いようがありません。すでに穴埋めされている部分を見れば、その段落の趣旨がわかります。さらに、選択肢の数と空欄の数が一致しているので、選択肢を見れば問題文がどのような話題で構成されているのかがわかってしまいます。

このように長い文章の内容がある程度把握できるので、先に設問を読んでおくようにしました。

―センター英語の対策で役立ったこと、後悔したことをそれぞれ教えてください。

センター前は、文法問題を素早く、自信を持って解けるようにするために桐原書店の『全解説 頻出英文法・語法問題1000』をひたすら解いていました。

まず、間違えた問題を洗い出すために1周し、次に間違えた問題を2周しました。

この問題集はセンター対策には過剰ですが、センター後の私立対策も兼ねていたので役に立ちました。ただ、あまりにマニアックすぎる問題もあったため、他の軽めの問題集を使ったほうが良かったのかもしれません。

発音・アクセント問題は、センター試験一週間前に書店で参考書を立ち読みし、間違えやすいものを確認する程度でした。それだけでも満点をとることができたので、この邪道の方法でも間違ってはいなかったように思います。

後悔したことは、対策を怠ったリスニングで44点をとったことです。東大入試の得点にはリスニングは反映されませんが、大学によっては反映されるので少し後悔しました。

―最後に東京大学を目指している受験生にセンター英語で高得点をとるためにアドバイスをお願いします!

まず、東大志望者だけでなく、センター英語で高得点あるいは満点を狙っている方々にアドバイスをしたいと思います。

センター英語には、受験英語だけやってきても満点が取れないような工夫がされていると私は思います。それが、発音・アクセント問題の存在です。

語学の本質は音であり、発音を疎かにしてはコミュニケーションはおぼつきません。ネイティブ並とはいかないまでも、ネイティブの8-9割のレベルの発音を続けていれば、センター試験の第1問は感覚で解けるボーナス問題と化します。

音を蔑ろにして、センター直前になって発音・アクセント問題を解き、センターによく出る発音をとにかく覚える、といった小手先のテクニックでは、緊張するセンター試験で満点(あるいは第1問満点)をとることは難しいでしょう。

音を重視した正攻法の学習を行っていれば、発音・アクセント問題の学習に時間を取られません。また、不確実な直前の発音詰め込みの必要もなくなります。リスニングが自然にできるようになる、長文の読解スピードが速くなるなど、他にもメリットはたくさんあります。

音を重視した英語学習の重要性、これは何度も強調しておきたいと思います。

最後に、東大を受験する方にアドバイス。

東大受験者にとって、センター英語は簡単に感じると思います。東大英語の問題量の多さに慣れていると、センター試験はおろか早慶の英語でも時間が余るようになります。東大受験生の方は、センター英語の対策は必要最小限にして、二次対策に時間をかけたほうが良いでしょう。

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