2016年05月24日更新

『東大世界史の歴史観を叩き込むこと』東京大学文科二類合格者の「テーマ別東大世界史論述問題集」の使い方

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合格者のプロフィール

年度 2016年(一浪)
進学 東京大学文科二類
合格学部
  • 慶應義塾大学法学部
  • 慶應義塾大学経済学部
  • 早稲田大学法学部
  • 早稲田大学政治経済学部国際政治経済
出身高校 東京都立国立高等学校
センター試験
英語
192点
国語
166点
数学1A
72点
数学2B
80点
化学基礎
43点
生物基礎
34点
日本史
88点
世界史
92点

― 『テーマ別東大世界史論述問題集―24カ年徹底分析
(駿台受験シリーズ)』の使用開始時期と、この参考書を使い始めた理由を教えてください。

浪人開始時の4月から使用を始めました。世界史で論述問題を課す大学の中、際立って特徴的な出題をするのが東京大学です。

その最たるものは第一問の大論述(近年は600字)。第一問の出来は世界史で高得点が取れるかを左右しますが、東大世界史に特化した参考書は多いとは言えません。

その中で東大世界史を名売った本書を徹底的に東大に合わせた世界史学習の指針として使用することとしました。

― 『テーマ別東大世界史論述問題集―24カ年徹底分析
(駿台受験シリーズ)』の使い方とその理由を教えてください。

毎週1問ずつ取り組みます。具体的な流れは以下のとおり。

・取り組み方 パターンA 
<世界史に自信がある人むけ>

a.問題文の読解 (抽象的に書いてある問題文を具体的な歴史用語に置き換える)
b.何を書いたらいいのか(=解答の論旨)を図示。
c.組み立てメモ(加点要素を箇条書き)
d.加点ポイントを確認し、自分の論旨とのズレを確認し、メモを修正
e.メモだけをみて実際に答案を作成
f.添削してもらう

なお、a.〜d.の段階において教科書を使用します。

というのは簡単ですが、これをいきなりやるのは世界史の知識が固まっていない現役生、浪人生の世界史初習者には非常に難しいです。そこでおすすめなのは以下の方法.

・取り組み方 パターンB 
<世界史が苦手な人、点数が伸びない人むけ>

a.問題をよむ(ここは同じ。時間をかけて)
b.全然わからない…… と、感じたら解答例をすぐ読む。
c.解答例を加点要素ごとに / で区切っていく。
d.区切った解答例、教科書、ノートを総動員して組み立てメモを作成。
e.メモのみを見て自分で解答を作成。
f.先生に添削してもらう。

こちらももちろん教科書・ノートを利用します。

教科書・ノートの使い方

1.使用教科書

山川出版の「詳説世界史B」がメジャーです。ですがこの教科書、確かに用語カバー率は高いのですが、社会経済史に弱いなど、論述には向きません。

そこで、帝国書院の「世界史B」を併用します。この教科書は非常に東大の論述を意識して作られています。さらに記述が簡潔にまとまっているほか、テーマ史のページが充実しています。

2.具体的な使い方

自分の言葉で何も見ずに説明出来ない用語は、「わからない」とみなします。わからない単語、自分の全く知らない歴史の見方に出会ったその瞬間にノート・教科書を参照します。

この際、その用語が既習ならばノートを先に、未修であれば教科書を参照します。そしてメモ作成時には教科書、ノートは、何度見ても構いません。じっくり時間を書けて納得のメモを作成します。

「解答例をカンニングするなんて…!意味がないじゃないか!」取り組み方のパターンBを見てどう思った人も多いはず。

ですが考えてみてください。過去問がそのまま出ることはありえません。しかし過去問に類似した出題はあります (例えば1994年第1問と2015年第1問を見比べてみてください)。

東大世界史第1問に必要な知識の量はセンターレベルです。知識量以外で差をつけるもの。

それは、いかに東大の求める論旨(=歴史観)に沿って書けるか。この一点に尽きます。これをセンター後に身につけるのは不可能です。

― 『テーマ別東大世界史論述問題集―24カ年徹底分析』がどのように役立ったかを教えてください。

a.東大世界史のパターンが理解できる

教科書を全て覚えている人でも点数は取れません。早い時期からやるべきことは東大世界史の歴史観を頭に叩き込むことです。

本書の特徴は過去24カ年の過去問が以下の6テーマに再構成されている点です。

・第1章 経済史1 ─世界システム論,覇権国家の交代─
・第2章 経済史2 ─農業と土地制度,人口変動と移民─
・第3章 国家論1 ─帝国の盛衰,主権国家体制の展開─
・第4章 国家論2 ─国家と宗教─
・第5章 国家論3 ─植民地と民族問題─
・第6章 異文化間の交流
・第7章 特定地域の通史

この分類が頭に入るだけでも問題の見え方は変わってきます。問題文を見た瞬間 「このパターンだ!」 と反応でき、何を書けばいいのかが自ずと分かるようになりました。

b.「どの程度書いたら点数が来るのか」が分かった。

本書の加点ポイントはすべて駿台予備学校による再現答案のデータに基づいています。実際の東大による開示得点と駿台による採点を照らしあわあせて作成されています。よって信頼性は高いといえます。

― 『テーマ別東大世界史論述問題集―24カ年徹底分析
(駿台受験シリーズ)』を解くべき人とそうでない人を教えてください。

a.解くべき人・・・東大世界史の対策法を確立していない人
本書を必要とするのは東大世界史の対策がわからないという人です。東大世界史に必要な知識、歴史観は問題から学んでいくもの。本書に根気強く取り組めば東大世界史の攻略も可能です。

b.解くべきでない人・・東大世界史の対策を確立している人
すでに予備校・塾等で東大世界史の対策をしている、あるいは自分なりに対策法を確立しており、結果も出ている方はその方法で対策をすすめるのが良いと思います。

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